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スカイペネトレイターの基部で、稼働可能な冷却装置を発見。試験的に稼働させたところ、予想以上の冷却力を発揮し、周辺の水分を凍結させたのか細かな白いものが舞った。拡大するとかつて資料で見た雪の結晶というものに酷似していた。

「これが、雪……」

エクスプローラになったのは、いつか雪を見たいという願いから。この夏底の世界で、冬を夢見る者たちは決して少なくない。
人工的な雪ですらこれだけ美しい。
いつか本物の、空から降るという雪を見るために。
黄昏梟は明日も探索を続ける。

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