夢を掴みはじめた田舎少女

2023/10/11

使用したAI Stable Diffusion

俺が島から上京してもう５年になる。

島を出るとき、仲が良かった近所の少女が俺と離れることを名残り惜しんでくれた。
彼女の名前は「紫藤玲奈」。東京に憧れを持ったゴスロリ少女だ。

島でゴスロリファッションをしている娘なんて他にいないので、近所でも目立った娘だった。歳は７歳ほど離れていたが、妙に気が合い二人でよく遊んだものだ。

彼女は歌手になることが夢で、いずれ俺を追って東京に行きたいといっていた。
まあ、顔は可愛いのでそこそこ行けそうだが、芸能人になるにはもう少しスリムにならないとな、と当時は思ったものだ。俺的にはあのくらいのぽっちゃりでも全然良かったのだが…。

そして今日、玲奈の姿を５年ぶりに見る。夢を掴んだのだ。ガールズバンド「紫のメロディー」のギターボーカルらしい。バンド名がちょっとダサいと思ったが、ChatGPTに考えてもらった１番目の名前らしい。

仕事の都合で開演ギリギリに到着したため事前に挨拶はできなかったが、後で二人で食事に行くことにしている。

いよいよ玲奈の出番だ。５年ぶりに見る彼女はまだあどけなさが残っているが、ぽっちゃりは影を潜め、ナイスバディだ。いい具合に成長したな、玲奈。
音楽のことはイマイチ分からないが、とにかく元気をもらえたのでとても楽しかった。

ライブが終わり、約束の場所で玲奈を待つ…。

「お待たせ、太一兄ちゃん！久しぶりー💕今日はありがとね。ライブどうだった？」
「おう、玲奈ー！久しぶ…え？…りだ…な。」

歌手という衣を脱いだ５年ぶりの玲奈は俺の知っている玲奈ではなかった。
そこには美しい大人の女性がいた。

【つづく】
人物名、バンド名の命名主…ChatGPT

今回はおふざけシーンを盛り込めませんでした。すみません🙇

【このお話の続きはコチラ】
https://www.chichi-pui.com/posts/80351548-9203-40df-a647-99f8450b4955/

呪文

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