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九酔峡から戻り、お風呂と食事を終えた二人。
魔王女様は執事から出生や生い立ちを聞き入れていた。

月美「なるほどねぇ、そりゃ性格もネジ曲がるわさね。そしてミントが大事なのも頷ける」
執事「だいたいこんな感じかな」
淡々と語る執事。
仕方がない。色々な事情を考える。だけれども苦労し過ぎでは?

月美(禁断の聖域...ラーヴィはいずれ其処を目指し旅に出るのか)
まだ先の未来だが、別れは訪れる。
執事「...僕が誰も選べないのはそう言うことだ」
月美「他の娘は知っちょるん?」
首をふる。そしてため息を吐く魔王女様。
月美「アンタねぇ、変なとこ優柔不断やない?」
執事「以前なら、気にしなかったけれど...ミントと喧嘩して以来考えるようになった」
執事にも考えるところあるようだが、もどかしい。

月美「ちょ、こっちおいで」
執事「?どうした??」
月美「今夜はアンタば抱いて寝る。アタシに甘えんしゃい」
執事「????いや、意味がわからないんだが💦」
月美「アンタは...ラーヴィは甘える相手がおらん!ならアタシがなる!だってアタシは...お姉ちゃんやきね(ドヤァ)」
そっと執事を抱きしめる。執事は拒否しない。
執事「甘えるって...どうやって?」

月美「寝よか♪アタシを抱きまくらにしてもいいし、色々な事してもよかやし♪それにさ...ラーヴィを甘やかせるのはアタシくらいやろ?」
執事は困惑する...だけれども断れない何か感じる。
月美「年上の女は嫌?」
執事「嫌では...というかたったの2つ歳が違うくらいで💦」
月美「ティーンの2歳は20歳は効力あるんやきね?」
( ・ิω・ิ)ノシ 言い過ぎ!
月美「ほれ♪アンタ抱きしめたげる。甘えろ♪この苦労人!苦労詰めすぎて、甘えるを疎かにしてからに」
慈愛の微笑みで執事を抱きしめる魔王女様。
執事(...何故か抗えない...心地良い?なんだろうこれは...)
月美「これからもアンタを頼りにしちょるよ、ラーヴィ...愛しい人...アンタが心ゆくまでアタシに甘えて...」
そのまま二人は布団に包まり褥をともにする......



_(┐「ε:)_やっちまった

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