赤兎馬ナツメ『食いしん坊な戦上手』【ニャンノ世界】
真田早苗さんの
『チェストマタタビじゃあ!』
https://www.chichi-pui.com/posts/46b45d51-1ff1-486c-b5d8-dc14485e3d4d/
に登場するケモ耳悪魔武士侍ちゃんが
魅力的でしたので、
赤兎馬ナツメとして
物語を制作してみました。
ケモ耳と角を同時に出すことができて
やったー!てな感じです(о´∀`о)
【絵物語】でございます。
【絵物語】
赤兎馬ナツメは、ヤマトの海を越えた
リュウカから来た武人で…
キツツキノグロウと赤兎馬ガナラクは
仲が良く、「互いの孫競わせるか~」
として、
リュウカから赤兎馬ナツメがやって来た
最初はバトルして帰るだけだったのに…
キツツキノグロウは戦友の孫を見て、
「これはそそられるのう…」となって、
赤兎馬ナツメは彼の嫁となった。
強制的に嫁となってしまったことに不服を感じつつも、マタタビヤ地方は狂気狂乱、魑魅魍魎漂う、怪物が揃う場所であったため、武芸のためにそれを甘んじて受け入れた。
夜伽の最中は戦のことを考えながら、受け入れていた…キツツキノグロウの欲望に染まる笑顔を見ながら悶々としていたのだが…、カレーでの一件で、
色んな思いを吐露し、キツツキノグロウは
彼女に対し「お前はハルノグに可愛がられてるようじゃから、ジナライの嫁となれ」
となり、今に至る。
ジナライにとっては、2人目の嫁を迎える。
ジナライ19歳、ナツメ15歳のことである。
ハルノグとの婚約をしているジナライにとって、この決定には、思うところもあるが、ナツメは両親が共働きならぬ戦へ赴くばかりで帰ってこず、家庭というものは寂しさに溢れるってのを感じていたからこそ、
ナツメはチェストと叫んで戦に明け暮れていたのだ…
だが、カレーが彼女を繋いだ…
食べ物の温かさが、彼女の胸のうちにある、心に火を灯した。
だから、ギノジナライとしても…
彼女の力になれるならと考えて、
話をするのが彼にできることだとしていた。
「ナツメ…」
「なんだ、アタシの話は聞いていて面白くないと思うが、それでもいいのか」
「…話をするってのが生きてるってことなのかなと思ってさ」
「ジナライ…キツツキ軍は狂った奴らが多いが、アンタは面白いやつだな…ふっ」
赤兎馬ナツメは、性欲にまみれた瞳で見られることが多かった。別段、それに対して嫌だとかは思わないし、部下たちの士気に役立てればと、受け入れてきた。
だからこそ、彼、ギノジナライの存在は
興味関心を引くのに充分だった。
「あっ、これってさ、もしかしてアンタが作ってくれたのか」
「そうだよ…もしかして熱がりだった?」
「いや、誰かにこうやって、プレゼントされたのは始めてでさ、与えたり受け入れたりするのが常だったから嬉しいよ」
「よかった…」
狐耳がピクピクと揺れる
この揺らぎとは恋なるかと、肉欲にまみれた経験とは違うものをナツメは感じ取った。
白き雪が彼らに降り注ぐ
「寒いな…」
ぐぅ~
ナツメは頬を染める。
「ラーメン食べる?」
「食べる…食べたい!今すぐに!」
「ナツメは可愛いな」
ポンポンと頭を撫でられ
頬を膨らます
「武士とは食べることも戦じゃろう」
とぷいとしながらも、
内心嬉しかった。
ギノジナライは執事侍として
キツツキハルノグに仕え
夜のお相手や夜食を作ることもしていた。
ゆえにナツメの食べたいもののリクエストがあれば作ろうとしていた。
むしろ、彼女の喜ぶ顔、幸せになってほしい、微笑ましく生きてほしいという心からの愛をラーメンにこめて食べさせる。
「ズルルルルル」
箸は使わず直で食べる。
刀を持ってるせいだろうか…
「何だオマエも食べたいのか…その…いいぞ…」
「大丈夫だよ」
「おい、アタシが口つけたものは嫌なのか!」
「ううん、俺はナツメが健気な日常を見れるのが好きなんだ」
修羅に染まる鬼ではなく、日常のささやかなところから見えるその姿にジナライは
心を動かされていた。
「ジナライは変人だ…だが、アタシはそれに気に入った、ノグロウとは違うアンタの奥さんになれて嬉しいよ…はっ!?しっしかし勘違いするなよ…これは飯が上手かったから出てきた感情で戦とはちっ違うからなー!」
「わかってるよ、おかわりいるか?」
「うっうん…おかわりくださいコン」
赤兎馬ナツメはジナライの嫁になれたことにささやかな幸せを感じていた。
雪が降るささやかな幸せの1頁だ。
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。
2件のコメント
コメントをするにはログインをする必要があります。
私ではとても思いつかない暖かい幸せいっぱいなお話すばらしいです!
我が子同然のキャラクターこうして幸せな時を過ごせていると思うと涙が溢れてきます!ありがとうございました
本作の物語面では、キツツキルナコが作り出す日曜日のカレーに物語上で出演させ、なぜ、彼女はキツツキノグロウの嫁になったのかを考えつつ、リュウカ(ニャンノ世界における中国)にいる赤兎馬ガナラクに娘を預け、両親は子供のことよりも世界の戦場にてバトルするのが好きな戦士かなと考えて、
そこから、家庭というものに飢えているのかなとなり、カレーを食べて涙するのをハルノグとルナコが抱き締めて、ノグロウの心を動かして、本作のジナライにとっての第2の婚約者になっていくことになって、一途からのハーレムのようなことになって、だけど、ジナライは、ハルノグとナツメを共に愛していく、執事侍として、今後も、キツツキ家でのすこやかな日常を描いていけたらなと思います😸
素敵な創作体験ができて楽しかったです(о´∀`о)
返信先: @