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【花と眠りの魔王 ヒノイ潜入譚】

「きゃははは!! だーれも気付いてないよー、ほんとにこいつらって強いのー?」
「はい。この国では魔力……異能と呼ばれる力が強いのは学生の方々らしいですよ」
「こいつらがてっぺんだったら、他もたかだか知れてるねー!! きゃははは!! ざーこ、ざーこ!」

「あまり調子に乗っていては足元をすくわれますよ?「飛んでるから大丈夫!」ん、もう……しかし私の元いた世界によく似た世界、しかも学校。つい懐かしくて来てしまいましたが、なんだか色々と嫌なことが思い出されて不愉快な気分になりますね。いや、どうして来たの私?」
「……三十分貰えれば更地にするが?」
「いえ感情のままに力を振るうのは流儀に反します。流れから零れれば摂理もまた力を失います。私の力は世界に根ざした制約ありきの力なのですから……ありがとう。気をつかわせましたね、ごめんなさい」

「ふむ、ならば良いが、しかし我らの力もまた、あるじの力と、いまいちど知るべきぞ?」
「ふふふ、そうですね。でも、どのみち迷宮で待っていれば、放っておいてもこぞって姿を現すでしょう。力に溺れた世界の住人なんて扱いやすいことこの上なしですよ?」
「きゃははは!! じゃあアタシはここで、甘ーいミツをいっぱいばら撒くねー! 迷宮にいーっぱい虫が寄ってくる様に! きゃははは!! ちょっと遊んでくるねー!」

「拡散するのは正しい情報だけでお願いしますよ? でも、ここの住人は拗れている分、シラクレナに比べても随分と御しやすそうです。ふふ、たくさん、たくさん、綺麗な花を咲かすことが出来そうで私もとても楽しみです」
「我は異能とやらが、どれほどのものなのか楽しみだ。力を誇示する世界の力を、力でねじ伏せるのもまた一興。良いのだろう? 流儀に反しなければ?」
「ええ……力を求めるもの達が、私の中にある世界を成す理の力『迷宮核』を知れば、欲さないわけはありません。更なる戦う力を求めて迷宮攻略に勤しむことでしょう」

「ならば、我らも生き残るために抵抗するは道理だな」
「『奪うもの奪われるもの』たったひとつの迷宮の流儀。力の代償はいつも、力を求めるものの命。チート(異能)なんてものを与えられた異世界人の末路は憐れなものですよ?」
「……あるじは違うとおもうがな」


「ふふ、ありがとうございます……みんな大好きですよ」


そして『花と眠りの迷宮』にたくさんの赤い花が咲き乱れるのは、また別のお話。


Model:aliceDollMix
download → https://huggingface.co/aliceDollMix

呪文

  • Steps 30
  • Scale 7.5
  • Seed 4206831278
  • Sampler DPM++ SDE Karras
  • Strength
  • Noise
  • Steps 30
  • Scale 7.5
  • Seed 4206831278
  • Sampler DPM++ SDE Karras

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