ToutoiKawaiiGoddess vol.2
目の前には
あの娘が手を合わせて祈っている。
よく目を凝らすと背中には天使の翼が生えている。
「あっあなたですか」
天使は僕の存在に気づくと目を開けて微笑む
「この姿は彼女の姿をもした仮の姿、本来の名は人間の世界でいうキューピッドと申します」
「本物の天使さん!?」
僕は驚いた。
「えぇ、本物です、その証拠にほら、」
天使は翼をはためかせる。
それはコスプレとはまた違った動きで
「本物か…」
僕は目を疑った…
夢の中でまさかこんな超自然的な出来事に遭遇するのかと
「しかし、注意してください、私はあくまでも恋を預言しその体験を見せることだけ…現実ではあなたの力で恋を実らせるのです」
「わかりました」
僕は承諾した。
そして、天使は微笑んで、
「それでは、結婚式を始めますね」
キューピッドは指をパチンとならす、
すると、人々が現れ、
さながら、本物かとも思えた。
それから、誓いのキスや指輪、ブーケトスをしたあと、
(なんて、ボクは幸せ者なんだ…)
僕の胸は気分が幸せに溢れていた。
「ありがとう天使さん」
「私も嬉しいです、あなたがこんなにも喜んでもらえて」
キューピッドもそれを聞いて、安心したのか少し目を瞑る。
(この場を用意するのにいっぱい頑張ってくれたんだろうな)
僕は彼女の頭をやさしく撫でた
「少し照れますね…」
「おっ起きてたの!?」
「はい…でもあなたからは感謝の念を感じて嬉しかったです」
光溢れる笑顔に僕の心は尊みで目が眩みそうになった。
「まだまだ結婚式は続きますよ、この調子でファイトですね!」
「うっうん…」
まだまだ結婚式は続く。
(あとがき)
二人称難しいので
一人称に変更しました。
その方が書きやすかった。
前回
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呪文
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