ヒノイは夜明けの夢を見るか
もちろんそれにはヒノイも含まれる。
新たな国々と交流を広げ、技術体系の融合で前途は明るい面はある。
魔法や妖術・HAドライヴなど外来技術を組み合わせた商品はどんどん出て、生活は様変わりしつつある。
しかし、国内の軋みはますます大きく響いている。
・ノーマから差別される非ノーマの運動
・ノーマ中心の選民主義
・負傷兵や遠距離襲撃の補償問題
・対フェンテス戦争への評価
すべてが炎を拭いている。
分かりやすい選挙も同じだった。悪神との闘い終了直前に行われた総選挙を前に伝統諸政党は分裂した。
そして極右のヒノイ維新革新同盟を中心とする国民戦線と
極左の日本赤色労農戦線を中心とする人民戦線がが成立して中道はますますやせ細った。
さらに、総選挙でこの極右・極左の二大勢力がさらに躍進し、議席の大部分を獲得する始末だ。
これが夜明けなのか、本格的な夜の始まりかは、神ならぬ歴史のみが語るはずだ。
呪文
入力なし