ミラさんの子、玉ねぎスタッフは可愛らしい子になって、復活しました。
「視点にいちゃん、玉ねぎベースボールしよう!」
「おお、いいぞ!」
玉ねぎをボールに見立てて野球をする。
彼女との邂逅…
視点は玉ねぎスタッフの訃報に
深く悲しんでいた。
雨の中、孤独に泣いていた。
シズクに黙って家をでて、
人もいない場所で…
「お兄ちゃん、危ないよ」
その匂いは!
玉ねぎスタッフと同じ雰囲気を
視点は感じ取った。
「もしかして、玉ねぎスタッフなのか」
「玉ねぎスタッフって?」
「いっいや、なんだか、懐かしいオニオンを思い出して」
「もしかして、お兄ちゃんにとっての大切な人なの?」
「まぁ、そうだね…人知れず、皆を楽しませるすごい人…オニオンの人だったんだ」
「お兄ちゃんの顔、泣いてる、はい、タオル、あと、ここにいたら風邪ひいちゃうよ、家近いから案内してあげる」
「えっ?いいよ、僕は…自分勝手なやつなんだから…あと、涙はタマネギのやつだから」
「つよがっても、本当は心は泣いているんでしょ」
「ふっばれちゃったか…うっ、涙が…たま、これは玉ねぎだから、ぐっうっ泣いてもいいかなぐっあっうがうわぁぁー!」
視点は彼女に抱きつく
「ぼくは、玉ねぎのことがスタッフが大切で、」
「うん、うん、私が聞いたげるよ」
悲しみの思いをタマダネギカは寄り添うのだった。
そして、タマダ家のお宅にお邪魔する。
「おかえり、あっこの人は不審者ッ!連絡しな」
「お母さん!この人はダイジョブな人ッー!」
「めっ迷惑なら帰ります…」
「いいのよ、なら、先に風呂に入りなさい、あなた!雨で濡れてるじゃないの」
「ネギカさんが先にどうぞ」
「視点くんが先に入って」
「いや、僕はタオルだけで十分ですから」
結果、視点くんは彼女がしぶとく
風呂に入りなさいというものだから、
先に入り湯船に浸かって、リフレッシュする。
それから、しばらくして…
視点くんはタマダ家のオニオン・スープをいただくことになった。
「あっおいしいです、心がうっ、ポカポカします」
「で、一人で涙してたのは、玉ねぎさんが死んじゃったことなのね、わかるわ、私もあのニュースを見たときは辛くて泣いたもの」
「全国を駆け回ってた時の玉ねぎさんを見るの好きでした」
「わかる、あの時の玉ねぎさん、大変だったけど楽しかったー!って言ってたものね」
話が弾むタマダネギカのお母さんも、
玉ねぎスタッフのファンだったのだ。
「で、最近、うちの子も玉ねぎスタッフさんに憧れて、人助けしてるらしいのよね」
それで…と視点は納得した。
「だけど、もっと玉ねぎが注目されるようになるにはどうすればって考えてるところらしいのよ」
「そうなんですね」
玉ねぎスタッフの意思を継ぐ者が、
いるのだと知って、視点の心は明るくなった。
テレビのチャンネルを切り換えると
野球の試合が再開されるらしい…
雨が上がり、空には綺麗な虹が映し出される。
少年たちは再び、白熱した試合を見せる。
「やまない雨はないのよね、それに虹が綺麗だわ」
扉をあけ、外にでる
視点は閃いたのだ。
「玉ねぎ野球をしよう!」
玉ねぎを使ってベースボールをする。
草野球チームを作る!
視点はタマダネギカのいる風呂へと向かう!
「ネギカ!一緒に野球チーム作らないか!」
「あっうっうん、だけど…」
ネギカの言葉にハッとする、
湯気で体は見えないものの
彼女が入っていることを
理解して冷や汗を浮かべる
「あっこっこれはついやっちまったなぁ」
「ヘンタァァァァァイ!」
スパコーン!
クリティカルヒットなのだ。
こうして、
玉ねぎをボールにしてスポーツをする
玉ねぎ野球が始まる!
玉ネギスタッフに届け!
そして、天に向かってタマネギを!
彼女はタマネギを当てる
その玉は虹の空へと大きく飛躍し
彼方まで飛んでった!
「ホームラン!すごいなネギカ!」
「えへへ、ありがとう、視点兄ちゃんが付き合ってくれたからだよ」
「にゃり…また、別のオンナを作って…嫉妬にゃり」
シズクはやきもちを焼くのだった。
「シズクさんもありがとう!」
ニパー!
彼女の笑顔を見て、シズクは
「まっまぁこの顔は尊い…にゃりね」
そして、狐耳の少女、ミラも
「ふーん、シズク、照れちゃって…本当はもっと、ネギカと仲良くなりたいんでしょ~」
「ちっ違うにゃりよ!私はただ、視点くんが他のこと結ばれるんじゃないかと思うと不安で!ハッ」
「ココココココン、シズクは面白いコンね、もし、兄妹だったらブラコンなるコン、ココココココそして、視点はシスコンなるコン、ココココココン」
「おい、M」
ガッシリと捕まれるミラ
「弟の決着、つけようか」
「ひっひぇぇぇー!玉ねぎ兄ちゃんだコン!」
「野球でな…」
仲間が増えていく…、そして、世界が広がっていく…、この気持ちは永遠には続かないかもしれないけど、視点は
玉ねぎスタッフが見せてくれたものを
繋ぎたいと思ったのだった。
主題歌
『この空にタマネギを!』
https://suno.com/song/cb2f9dbf-49d1-4a66-a336-66b7e0c8f866(猫メモ)
玉ねぎスタッフの復活をMIRAGEに描かせたら、リトルバスターズに出てきそうな感じの子ができて物語を作りました。リトバスはアニメもゲームもやってなくて、名前とあらすじを知ってて、見たいなゲームしてみたいなと思う作品なのです。OPが印象的で、ミニクッパがリトバスのゲームをやるMADは今でも記憶からこびりついて離れません。
玉ねぎスタッフはミラさんの子で、彼が死んでしまった作品を見たときは
その衝撃で派生したものを作り続けています。まさに玉ねぎスタッフさんは植物の種を飛ばしてくれた起爆剤です。
玉ねぎスタッフが成したこと
オニオン・フィクサー
タマダ ネミ
タマネギ委員会
タマダ ネギカ
色んなキャラが出来ました。
Special Thanks
ミラさん
『ワンフレーズ』
企画を開催してくださった釣吉小僧さん
ミラ様作『ご冥福』
玉ねぎスタッフさんのあの表情は
今でも忘れられません。
https://www.chichi-pui.com/posts/c614a542-dda0-4523-b008-563ff394afa9/釣吉小僧様の
『ワンフレーズ』イベントページ
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/5aa03888-e957-7d5b-d39b-e598c5b41510/