演劇部の助っ人をしたら……(涙)
クラスメートの演劇部員に声をかけられた赤髪兄。
演劇部員1「なあなあ赤髪兄!お前って帰宅部だったよな?」
赤髪兄「えっと……そんな部は存在しないと思うけど…まあいわゆる帰宅部だよ?」
演劇部員1「だったらさ!ちょっと今度演劇部の助っ人頼みたいんだけど……頼めないか?」
赤髪兄「え~………俺みたいなつまんないモブ男子に何をさせるつもりなのさ?」
演劇部員1「実はさ!ある役をやってもらってる子がさ、けがで入院しちゃって……」
赤髪兄「え、そうなの?………確かにそれは大変そうだね…」
演劇部員1「だろ?それでその子の代役を頼みたいんだよ」
赤髪兄「代役⁉む、無理だよ!俺演劇なんかやったことないし!記憶力も良くないし!」
演劇部員1「大丈夫だって!その役、特に台詞とか無いんだ。ちょっとだけ動いてもらえればそれで十分だからさ!頼むよ!この通り!」
両手を合わせて拝まれて拝まれて困惑する赤髪兄。
赤髪兄「で、でも………」
演劇部員1「もちろんタダでとは言わない!今度購買のプレミアムあんドーナッツを3個おごるからさ!」
プレミアムあんドーナッツと聞いて心が揺らぐ赤髪兄。だが、ここで簡単に頷くわけにはいかない。
赤髪兄「………………………………………………千、チョコ……」
演劇部員1「ん?」
赤髪兄「チョココロネも2個付けてくれるなら………考える…」
演劇部員1「ヨッシャ!それで手を打った!」
そう言うと演劇部員1は赤髪兄に抱き付いてきた。
赤髪兄「ひゃうっ!?」
演劇部員1「あ、ワリィワリィ、嬉しくてつい。それじゃ今日の放課後からよろしく頼むよ!公演は一週間後だから!」
そう言うと演劇部員1は教室を出ていった。
赤髪兄「………………まだ、考えるとしか言ってないのに……」
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赤髪兄「ちょっと!こんな役だなんて聞いてないよ!」
演劇部員1「あれ?そうだっけ?」
放課後、手渡された衣装と役名を聞いて抗議の声をあげた赤髪兄。ちなみに渡された衣装はお姫様の衣装で、役名は赤髪姫。
赤髪兄「そもそもなんで男の俺がお姫様の役なのさ!こういうの普通女子がやるんでしょ!」
演劇部員2「それがさ、担当だった女子の部員が絶対嫌だって言って聞かなくて……」
演劇部員1「あ”!バカ!」
演劇部員2「え?」
赤髪兄「ちょっと待ってよ!俺さっき担当の子が怪我したって聞いてたんだけど!演劇部員1君、これどういうこと⁉」
演劇部員1「そ、それは………」
口ごもる演劇部員1だが次の瞬間土下座していた。
演劇部員1「すまなかった!本当はこの役を嫌がっている女子の部員にやらせるのが忍びなくて・………騙すようなことして悪かった!でも、台詞もないし簡単な役なのは事実なんだ!頼むよ赤髪兄!」
赤髪兄「う……ど、土下座はやめてよ……」
演劇部員1「じゃ、じゃあ……引き受けてくれるのか⁉」
赤髪兄「そ、それとこれとは話が別……」
演劇部員2「じゃあ俺も土下座を……」
赤髪兄「わ、分かったよ!やるよ!やればいいんでしょ!」
えんげきぶいん1,2『あ、ありがとう!!』
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練習開始、赤髪兄の赤髪姫シーン
赤髪姫「んんん!ふむううむんんんん!(ちょっと!こんなの聞いてない!)」
半ば強引に女性物の下着を着せられ、お姫様のドレスを着せられたうえに、縛られ猿轡をされた赤髪姫。
演劇部員1「くくく……さあ、これより赤髪姫の楽しい楽しい凌辱会を開始する!」
赤髪姫「ふーむううう!?(凌辱会!?)」
演劇部員2「さあ!美しき姫を求める者どもよ!ここに集まれ!」
何かたくさんの男子部員が赤髪姫に近寄っていく。
演劇部員1「さあ!これより姫を味わい尽くそう!」
赤髪姫「ふんむむう!むぐうううむむむうう!(こんな役!絶対やめてやる!)」
練習初日でこの役を辞退する決心をした赤髪兄だった。
呪文
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