ログインする ユーザー登録する

The brave soul

使用したAI その他
その者はたった一人故郷を後にした…
幼い頃より共に育った狼だけを伴にして

その旅はけして優しいものではなく
ある時は有名な山賊団が立ち塞がった…
総勢200を越える血も涙もない集団

一人と一匹はこれを退けるが、その代償は小さいものではない…
最後にその者を狙った首領のナイフを、狼がその身をていして受け止める。
最後の力を振り絞る狼は首領を決して離さず
その者が首領を倒すまで何があろうと立ち続けた

狼を丁寧に埋葬すると
その者は三日三晩狼の供養をしたと言う…

悲しみを乗り越えたその者を待つのは
深き山、落ちたら帰れぬ程の谷
あの世へと続いているかのような急流

それら全てを越えた先に待つのは魔王の城
その門を守りしは魔王の両腕と呼ばれし魔将軍達

満身創痍ながらもこれを下し
最後に待ちしは魔王

かの魔王は強かった
そもそも怪我をしていなくとも負ける程の相手である
満身創痍の身で敵うわけもなく

剣は折れ
身体もついには膝をつく
だが、心だけはけして折れはせぬぞと最後力を振り絞る

その時奇跡が起きる
月光を浴びて、折れた筈の剣が輝きだし
数多の星々がその身を癒す

何度倒れようが心折れぬ限り立ち上がるその者に
ついには魔王がくず折れる
しかし、そのものもそれが限界であった

互いの心の臓を貫くと
満足の笑みを浮かべ倒れゆく

星々は英雄となったその者を助けようと
再び輝きだすが、それを止めたのが
英雄となった者

「私は満足しているのだ。私にとって兄であり弟であったあの狼の元にいけるのだから。ただ、世界を闇で覆った魔王が死に。やがてこの世界に来るであろう朝と言うものを見れぬことだけは少し残念だが…ああ、狼よ向かえに来てくれたのか?月よ…星々よ…ありがとう…あなた達のおかげで笑顔で旅立てる…待たせたな狼よ…さあ、行こう…」

その者の死を嘆いた月と星々は復活した太陽に願った
二度とかの者達が離れぬように
安らかに過ごせるようにと…

太陽はそれに応え、英雄と狼を新たな星に迎え入れた
太陽が沈まぬうちに最初に浮かぶ双子星



一際明るく輝くその双子星は、今日も離れぬこと無く世界を照らしている



後書き的な何か
闇と光ってバランスが難しいですね😅
気を抜くと暗くなりすぎるし、かといって少し明るくしようとすると。
今度は明るすぎる😢

何より12枚が厳しいw
空に浮かぶ双子星とかも作ったけど削っちゃった😭

呪文

入力なし

小豆しるこさんの他の作品

小豆しるこさんの他の作品

すべてを見る

おすすめ

Amazon

トレンド

すべてを見る

ユーザー主催投稿企画

すべてを見る

新着イラスト

すべてを見る

ちちぷいグッズ

ショップを見る