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この歩道橋が終わるまでに

使用したAI ちちぷい生成機能
(間に合ってよかった・・・! まだ来てなさそうね)
寒さが緩み始めたある日の夕暮れ時、辺りを見回してホッとする少女。
(「こんばんは、偶然ですね。お帰りの最中ですよね? お疲れ様です。私は気分転換の散歩中です」って言えばいいだけの話。普段通りにしていれば何の問題もない完璧なやり取りよ)
橋の向こうを見ながら独り呟く。

ここは中心街へと続く歩道橋の一つ。数年前に安全性と利便性に優れた大きな橋が出来た事もあって人の往来がほぼない寂れた橋になってしまった。
今のうちに、と少女は身なりの確認を始める。
(服装よし、顔色よしっと・・・あ、帽子がちょっとズレている気が。あの人に拾ってもらった大事な帽子だからちゃんとしておかないと)
被り直しをして改めて橋の向こうを見ると人の姿が見えてきた。あの人だ、と確信して歩き始める。
(あの人は帽子が飛んでしまって困ってた私を助けてくれた。見ず知らずの私なんか無視すればよかったのに。あの優しさに感謝してるんだ。この帽子のおかげであの人と関わる事が出来た。何かが変われる気がしたんだ。このチャンスを活かさないと。・・・よしっ)
意を決して、やや普段より早足となってしまったが橋の真ん中で待ち人と対面する少女は相手が意中の人物である事を認識する。
同時に顔中に熱を帯び始めていく感覚に襲われ、脳内で組み立てていた『完璧なやり取り』とやらが全て飛んでしまった。どうにか辛うじて絞り出せた言葉が。

「こっ、こここ、こん、ばん・・・はっ」



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貴重なお時間をこの駄文を見るのに費やしていただきありがとうございます。
タイトルとキャプションは昔よく聴いていたある曲を参考に組み立てましたが考えるのって大変ですね。小説家の皆さんのすごさを思い知りました。

※画像は生成機能とノイズ取りアプリを組み合わせています

呪文

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