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鹿島さんと異世界戦記(グランシュライデ編 その4)

全長10kmもあると思われる強大な敵、彼らは奮戦していたがどうしても敵に対し致命的な一撃を与えられない。
人である以上、魔力だろうと機械エネルギーでも「消耗」が付きまとう、戦線は徐々に圧されていった。
...とその時。

「それを使って異世界ちゃん」

「え?…」ヒノイの女生徒から投げられた剣が鹿島の手前で浮遊している。

「世界に4振りしかない4つの国の力を結集した剣…何故かここに居る皆には何一つ反応しなかった
 あなたに近付いたら剣が黄金に輝き始めて...」

「わかりましたお預かりします!」

剣を受け取ると彼女が扱いやすい形状に変化した。
フェンデスの機械人形に投げ飛ばされヒノイの異能力で敵の直前まで空間転移、鹿島の眼下には
巨大な敵の姿が見える剣が光剣と変化し無限とも感じる長さとなった。

「これでお終いです!」


…数分後、何処ともわからない海上。
突然巨大な水しぶきが立ち鹿島はスケートのブレーキングの要領で制動をかけた。
敵の崩壊寸前に空間転移されたようだ、朝日が昇りはじめると同時に剣も変化しながら崩壊していった。

日が昇り青空が広がる、その空は平穏を取り戻したような穏やかな空だった。

呪文

入力なし

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