寒いいいいい~っ!
夜勤明けでヘトヘトになり、ボロ布団に包まって寝ていた俺が目を覚ましたら、おね~さん専用のヌーディストビーチのど真ん中にっ♥
ブルンブルンと踊る暴力的な巨乳!股間の煽情的な陰毛っ!しかも美人しかいねぇとか!
俺は「極楽」に来てしまったのかっ?
い、いや阿弥陀如来様が作った「西方極楽浄土」には女性は一人もいないはず!
なぜなら仏教では女性は罪深く、障りが多いので、そのままでは「成仏」出来ないという(ひでぇ(笑))
だから女性は「変成男子」といって、女性は極楽に転生する時には一度「男」に生まれ変わらないといけないのだっ!
ゆえにここが「極楽」なら野郎ばっかの「アッー!」な世界のはずなんだ!・・・それはイヤだなぁ。
・・・「トランスなんとか」ですかぁ?仏教?
「あなた・・・さっきからフリチンでなにブツブツ言っているの?」
「あ、あのぉ・・・ここは一体どこなんでしょう?僕は寝ている間に心臓発作とかで死んで、異世界に転生したのですか?」
「・・・・異世界?・・・転生?・・・それ、一体何のこと?」
「じ、じゃあここは?一体どこなんですかぁ?」
「ンフフッ、それは・・・そんなことより、あなた無粋ねぇ、私達はみ~んな全裸で男はあなた一人だけっ♥やることはもう決まっているでしょ、ねっ、はやくぅ♥熱いビーチで真夏の情事といきましょ♥」
・・・さわっ・・・さわっ・・・
「あっ、あ゛あ゛~っ・・・ち、ちょ、そんなトコっ、あ゛あ゛~っ、キモチいいい~っ!あ゛あ゛あ゛~っ♥」
・・・ドビュウウウウウ~ッ♥
・・・・ジットリ・・・・
「はっ!!・・・こ、ここはっ!・・・・俺の部屋!布団の中やんけ!あっ、なんか股間がっ、濡れてるっ!しかも独特の臭気を放って!・・・・な、なんださっきのは極楽でも異世界転生でもなく、ただの「夢精」だったのねっ!ナハハハハッ、俺としたことがっ、タマっていたから、つい夢精しちゃったダケだったんだねぇ!」
・・・ガラッ!
「ちょっとぉ、なに一人でブツブツ言っているのっ、お兄ちゃんっ!・・・もう朝ごはんできるわよ~っ♥早く起きておいでよぉ」
薄汚れた襖を開けてそう叫んだのは、なんと俺よりも2歳ほど年下の美少女エルフだった!長い耳!デカい胸、金髪うううっ♥しかも裸エプロンで、右手には湯気の立った目玉焼きが入ったフライパンが・・・。
俺の汚いアパートになんで金髪で裸エプロンのエルフ美少女がっ?
「・・・へ、へっ?あ、アナタ誰っ」
「はあ~っ、まだこの世界に慣れていないのねぇ!・・・お兄ちゃんはこのエルフやオークがいるエストラリア大陸に転生してきたんでしょ?もう三日目なんだから、そろそろ馴染んでよねぇ!今日はいよいよペルネ女王様に謁見よっ!がんばってお兄ちゃんっ♥」
~~ おしまい ~~
呪文
入力なし