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仄暗い邪神教神殿の牢獄。
生贄として捉えられた住民たちが恐怖に震え、身を寄せ合っていた。
?「見張り兵!敵襲です。今すぐ応援に向かいなさい!」
入口の見張りの魔物に声を掛ける少女が居た。
かつて魔王女の妹として国民から愛されていた椿咲が現れた。
今は自らの体内に埋まっている邪神のコア復活の為に、生贄を喰らうと言われており、絶対的恐怖の対象だ。
見張りが去ったのを確認後、椿咲は牢の鍵を開けた。

椿咲「皆様、時間がありません。どうか落ち着いて聴いてくださいませ。これから皆様を脱出させます」
突然の提案に住民たちは驚いた。信じて良いのか?疑心暗鬼に陥る。
椿咲「今は私の中に居る邪神のコアは星の位置によって一時的に弱体化しています。故に協力者の援助と私の意思で邪神を封じています...城のルミィアもすぐこちらに来ます!どうか、ルミィアの指示に従って城に繋がるポータルからお逃げ下さい!」
衝撃が住民たちに走る。助かるのか!?
するとルミィアが弟子を連れて、全ての牢の鍵を即座に解錠していく。
ルミィア「迅速に頼む、ここにポータルを開く!」
牢獄の中心に城に繋がるポータルが開かれた。城のルミィアも居ることで住民たちは疑う余地無く、避難訓練通り迅速に、安全に脱出していく。


数千人いた住民たちだったが、スムーズに脱出させることに成功した。椿咲はホッとしたのもつかの間胸に衝撃を感じる。
ルミィア「!大丈夫か?」
椿咲「あはは、、、、もう抑えれない...みたい...」


椿咲「...ルミィア達も!早く逃げて下さいな...お願い!」
ルミィア「!!!!」
歯がゆかった...今の老いた自分だけではコアの状態とはいえ、邪神には抗えない事は承知していた...椿咲は星の位置と僅かな隙を突いて、邪神と孤独な闘いをずっとしていたのに、力になれない...
椿咲「きっと、悪い嫉妬なんかしたから...罰が当たったんです、ルミィアは気にしないで欲しいです...」
徐々に膨らむ邪神の気配。贄は十分でなくても強大な力を感じ取れる。
椿咲「...お姉様と、お父様にどうか宜しくお願いします」
苦しそうに、切なげに椿咲はルミィアに言を託す。


ルミィア「必ず救う!!何があってもだ!!いいな!!!」
全身の怒気を抑え込み、苦渋の決断でルミィア達も脱出する。
1分程静寂の後、邪気が牢獄と神殿中に吹き荒れる。

邪神『小賢しい!まだ食い足りぬ!!邪魔ばかりしおる小娘め!』
椿咲の姿をした邪神が現れた。
邪神『肉体は素晴らしいのだが、未だ良心として意識化にあるのは不愉快!消し去ろうにもうまくいかぬ!』
贄が十分あれば全て乗っ取れただろうが、今回のように椿咲は住民たちを避難させるなどして妨害し続けていた。
邪神(拉致があかぬ!こうなれば降臨儀式を開き強引だが完全に降臨してしまうか?)
完全ではないが、邪神は次の手段に着手を進めることにした。
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( ・ิω・ิ)且~ 邪神5流感すげえや!
( ・ิω・ิ)且~ 次回は5月18日夜公開します☆
( ・ิω・ิ)且~ 後悔しないよう頑張ります☆
(#ΦωΦ)ノシΣΣ)・ิω・ิ)∵:;'. リグレーッ!

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