鳩首会談

2024/08/03

使用したAI Stable Diffusion XL

旅人・黄昏梟・越夜隊
旅人を介しての交易は盛んであったが、全勢力が会しての話し合いは極めて異例である。
「こんな状況じゃしょうがないわね・・・」
黄昏梟のミカが口火を切った。旧世界なら白旗を掲げて交戦の意思なしを表じれたのだが、すでにそのしきたりも廃れてコンタクトも一苦労であった。
「まず情報を開示してもらおう」
越夜隊の一人がそれに答えた。
「まぁまずは名乗り合いましょうよ。こんなザラザラした交渉は辛いわ。私はユキ　よろしくね」
旅人代表の娘が割って入る。交渉に長けた集団だけに交渉術はうまい。
「わたしはミカ。黄昏梟のリサーチャー部、遺物探求団よ」
「非戦闘部か。ランだ。越夜隊白の聖歌隊」
「あらご同道じゃない。よろしくね。さて。皆、シンカロンちゃんたちはシャットダウンされたわね。武器も使えない、そして・・浮いてる」
「そのとおりよ。世界中でもこんな光景見たことないわ。」
旅人がまず委細を話す。皆同様の状況に陥り装備もアンドロイドも機能せず人間だけが動けるという認識だった。
「我々はスカイペネトレータでアレの制御ユニットとフィードを手に入れたわ」
ミカは制御装置を取り出す。なぜかこれだけが表示灯が灯り、動いているように見えた。
「これだけですか？データを開示しなさい。」ランがつぶやく。
「ええ構わないは。共有して対策を見つけたいの、封印するも支配者の痕跡を探すにも商売するにも、この状況を打開しないと終末で死んじゃうわ、それは避けたいでしょ」
ミカは顛末を説明する。これが地上管制ユニットでおそらく停止信号を送信することができること、そして当時の人間たちの音声も。
「ミカ先輩・・ちょっと勝手に交渉していいんですか　後で首脳部がなにするか・・」
同じリサーチャーである一人が制する。ランの眼が一瞬鋭くなる。
「しょーがないじゃない。通信できないし多分あと半時もしないでこいつぶっ飛ぶわよ。私達だけでどうにかしないとしょうがないじゃない」
わざと聞こえるように喋ると再び二人に面と向かう。
「あの、あとでこの状況詳細に記述していいですか？こんなおもしろ・・・皆に教えないと」ユキがおどけて喋る。
「こいつが支配者の遺物である以上持ち帰りたいところではあるが・・いいだろう協力しよう。データは後でいただく」
「一致を見たわね！じゃあ説明するわ」
ごく小さい同盟が始まった。

呪文

呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。

イラストの呪文（プロンプト）

jacket partially removed, heart in eye, burnt clothes, holding fishing rod, kanji, doujin cover, pentagram, tape gag, adjusting headwear, red socks, friends, cloud print, coke-bottle glasses, oral invitation, competition school swimsuit, barbell piercing, gradient legwear, prisoner, blood on breasts, wind chime, carrying over shoulder, tape measure, flaming weapon