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我が家へ帰ろう...

使用したAI Dalle
神々との激戦を終えたシラクレナも、だいぶ落ち着きを取り戻してきた

神に呼ばれた医術・薬のあけぼの院の住人も、そろそろ自分達の国へと帰る時間が迫っていた...

あけ「片付けも終わって、うさ耳領のうさ姫様やお世話になった皆さんへの挨拶も済んだ事ですし...」

彗「そろそろうちの国へ帰ろうぜ?」

コウ「ばぁちゃんも心配して待ってるだろうしね」

じぃ「ツキさん(うさばぁちゃん)への土産も沢山買えたし、喜ぶだろうなぁ...」

翠「じぃちゃんって、ホントにばぁちゃんの事大好きだよね」

じぃ「いくつになっても恋仲ってのは良いぞ?」

翠「あ~はいはい、のろけは沢山です」

彗「ギンさんも、翠には軽くあしらわれてるなwww」

コウ「ふふっ...で、どうやって帰るの?オレ達を呼んだ神は鎮まってしまったし...」

あけ「え?簡単じゃないですか。空間ぶった切って帰れば良いんですよ」

言うが早いか、あけは手にしていた太刀を抜刀すると何も無い空間を一閃した

切られた空間は虹色に輝き、うさぎの形の閃光が煌めいて飛び散っている

彗「あけ...お前...何でそんな事が出来るんだ?」

驚いている彗に、あけは慌てて太刀を鞘に戻すと焦った様に作り笑いをする

あけ「あ、いえ。先日かかりに来た龍神様が"もしも、自分達の世界へ帰れなくなって困ったらこれを使え"って...この太刀をくださったんです」

彗「...俺、付きっきりだったけどそんな事あったか?」

あけ「彗さんがちょっと離れた時に...」

じぃ「何にせよ帰れるんだから良いじゃないか。さぁ、ツキさんが待ってるぞ?」

そう言って、うさじぃちゃんは真っ先に虹色の隙間へと姿を消す

コウ「あ!?また勝手に行っちゃうんだから...」

次いで、コウが光の中へ姿を消した


翠「あけさん、先に戻ってお茶の準備しておくね?」

ニコニコとしながら、翠がうさぎの閃光の中へ入っていく

彗「俺が最後に入るから、あけ、お前行けよ?」

あけ「いえ、次元を開けた手前、私が最後の方が良いでしょう。彗君、先に行って下さい」

彗「そうか...」

渋々ながら、彗が先にうさぎの光に導かれながら眩い空間へ入って行く

あけはくるりと身を翻し、空間の裂け目に背を向けると...

深々と一礼した

あけ「皆様、お世話になりました。これにて帰ります」

そう言うと、再び空間の裂け目へ身を翻し、走ってうさぎ達の待つ光の中へと消えて行ったのだった...

後には...何事も無かったかの如く、辺りは静まり返っていた...

呪文

入力なし

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