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南の国で長期休暇・11

使用したAI NovelAI
https://www.chichi-pui.com/posts/d3a9b3e3-a5ce-4128-9ece-91f8d315fe40/ の続き

168日目
彼女とのメール交換は週1ペースで続いていたが、突然、返事が途絶えた
何かあったのだろうか・・心配すること2週間とちょっと、村長からのメール
「結婚式の準備が出来た。来週の土曜までに、一番いい服と、日本の酒を持てるだけ持って来い」
って、いきなりだな、おい

急きょ休暇を取り、翌週土曜、何とか島に到着・・帰国したとき、会社に机が残ってるといいな
出迎えてくれた村長によると、結婚を控えた女性は村のシャーマンのもとで1ヶ月の隔離生活を送る習慣で、彼女とは式当日まで会うことはできないそうだ
ああ、だからメールが途絶えたのか・・
「あの子の母親から、あの子が結婚の条件を満たしたと聞いて、すぐシャーマンの婆さんに引き受けをお願いしたからね。君も、長く待つのは嫌だろう?」
それはそうなんですが、早めに知らせてくれても良かったんじゃないかなあ、って
「いや悪かったね。あの子の国民登録とパスポート申請の手続きで中心の島に行ったり、忙しかったんだよ」
え、俺がお願いする前に、連れて帰る路線が決定してるの?まあ話が早くて助かりますが・・
ところで、国民登録って今やるんですか?生まれたときじゃなくて?
「成人前に亡くなる子が多かった時代の名残でね、18歳に達したときに登録すればいいことになってるんだ」
なるほど・・って18歳?ちょっと彼女のパスポート見せてください・・あ、18歳の生年が書いてある・・え?
「国の法律では、結婚できる年齢は18歳だ。村の決まりで、あの子は結婚できる条件を満たした。だから、あの子は18歳。村の伝統だ。問題ない」
問題ないんですか・・
「あの子ハッピー、君もハッピー、OK?」
あ、はい。OKです・・ところで、式っていつ?
「言ってなかったか?明日だよ」
相変わらず急ですね、わかってましたけど

翌朝、持参した礼服を着て、村長に連れられ森の奥へ
南半球で季節は冬らしいが、かなり暑い
10分ほど歩いて、守護精霊が居られるという場所に到着。あ、ここ、彼女からプロポーズされた場所だ
既に集まっている参列者に挨拶しながら、先へ進む・・彼女がいた
半年前、あの時と同じ服装。だが、少しだけ顔が大人びたような・・
「待ってた。えへへ」

式は割と簡単に進行した
衆目環視の中、彼女が伸ばした手を俺が握り、シャーマンの婆さんが何か言って終了
厳かとは程遠いが、南国らしくて、この村らしくていい
あとは宴。俺が重い思いで持参した酒が、みるみる参列者の腹に消えていく

彼女の顔を見る・・彼女と目が合う・・
「えーと・・会ったら、話したいこと、いっぱいあった・・何から話す?」
じゃあ、まずは・・これから、よろしくお願いします
「はい、よろしくお願いします!・・それから・・大好き、です」

https://www.chichi-pui.com/posts/157d9f48-1073-4fba-abcc-1d0e83ae1387/ に続く

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