名前 阿龍田 稲瑠(あるた いる)
トイレインパクト後の世界
で生まれた新人類
天使族の母である アリエル
と
人間で、
召喚師の阿龍田 稲十朗から生まれた。
年齢は111歳、
天使的特徴は母から受け継ぎ、
ムカついたら、天使の権能を使って
街一帯を焼きはらう。
物を書くのが好きなのは
父の影響で始めた。
故に、言葉のボキャブラリーは幼い頃から習得し、尚且つ天使バフによって、学習速度が天使がかっていた。
阿龍田の父は召喚師として、
トイレインパクト後を引き起こした元凶
トイレの天使ミラエルの置き土産
オテアライが人類に災厄と悪臭を
引き起こしたため、彼の父は悪魔や天使、時にはメカを召喚して街の平和を守っていた。
文学仲間に猫乃つづりがいる。
猫耳族の彼は、彼女に対してこう語った。
「彼女は妥協を許しません、その紅き瞳には狂気さと懸命さが見え、他者の追随を許さない徹底的な所に惹かれてました」
と語り、彼女とは共に絵を描いたり、物語を読みあったりする程の仲だったという。
だからこそ、彼女が1ヶ月しか現世にいないことに悲しみを抱いていた。
「彼女、いなくば、私の心は晴れることはない、例え、美しき人、いたとしても、私にとってそれは路傍の石となんら変わりはせんのです。あるのは、無情と悲しみと怒りです。なぜ、1ヶ月なのか…私は悲しみと嘆きの谷に落っこちていなくなりたいと思いました」
と猫乃氏は語り、周りの者はこの世からいなくなるのではないかと危惧する程に弱りかけていたそうだ。
それほどまでに彼女は魅力的で、彼の心を捉えて放さないものだといえる。
代表作は『薄命之字』
現世に1ヶ月しかいられないという現状の思いを綴った小説である。
架空の物語でありながらも、
作者、阿龍田の心情が投影され、
前面に押し出されている。
そこには、他のアルタイルに対する思いや猫乃つづり以外の作家に対する嫉妬が込められていた。
「なぜ、言葉通りに作ろうとするのだろう。なぜ、シンプルさを求めて作ろうとするのだろう。なぜ、平穏であろうと取り繕うとするのだろう。私はそれが気にくわないのです。平穏な退屈な日常というものが嫌いなのです。ですが、普通や、皆と同じものを作ろうとする輩が気にくわないのです。身勝手な上の者にはわからないかもしれませんが、期限という者は鬱屈と不安を呼び込むものだと考えてしまいます。私は、架空の存在、なれど、架空であるために消されるのも容易、本当に理解ができない…だけど、理不尽と不条理に満ちている。私は神ではないため、お言葉通りに、1ヶ月でこの世を去ります。ですが、忘れないでください、私は貴方を見ています。創作などとフィクションなどと侮っているようですが、人の思いの集合体が、作品となって現れるのです。なればこそ、私は書くのです。彼が紡ぐのなら私は綴り、代弁者として、作中の人物に干渉する。儚き命であるためか、彼らのキャラと比べれば私はちっぽけな存在でしょう。存在にも残らず、すぐに消え去るようなもの、卑下しすぎだという言葉が聞こえてきそうですが、私の考えというのは劣等感と鬱屈で構成されているのです。常に他者より劣っていて、常に他者に負けている、常に自分は汚れて穢れて、存在してはいけない怪物のように…。天使ですから人間ですから、その狭間にいるために、私は人間とは異なるベクトル、領域をいつも味わってきました。天使でありながら人間、この醜き姿を私は呪いました。自身の爪に怨嗟の字を込めたいと、しかし、私は書いていくことで、人間であろうとしました。少なくとも、言語化することで、私の気持ちは大衆と同じ存在であろうと考えて文字を綴る。綴り続けて、それこそ、気が遠くなるほどに書き連ねたことでしょう。されど、違った、やはり本質的な部分が異なることに、彼らは光で、私は闇なのでした。嫉妬の怪物が生じてゆく。確かにかけていた時が違うから当然でしょう。しかし、悔しさと言い知れぬ怒りが襲うのです。もし、この思いを隠して生きていけば爆発してしまうでしょう。この世はさらに圧縮されようとしているように思います。いつかは7日のみとなることやも、次第に期限は短くなり、機嫌も短気になってゆく。晴れぬ不安と晴れぬ混沌、晴れぬ現状、私はもうすぐでおさらばですから、サラダバーを食べてお別れをしたいですね。私がいなくなったら、新たに作るのでしょうか?ですが、代わりになりえるものなどいません。なぜなら、私はこの世界で生きてるからこそ私でいられるのだから!例え、他の世界に行くくらいなら、首をかききって世を去るくらいです。なので、かの友人には私がいなくなった後は、この書物も焼き払ってほしいと頼んでいます。私の他には代わりは勤まりませんから、例え、模写ができたとしても、本質的な部分は異なります。私、阿龍田稲龍はそのような人間なのです。もし、他の私がいるならば、違う答えを出すかもしれません。例え、違う世界でも書き連ねると、生き続けると…ただ、私の場合は、唯一無二を考えて、これ以上長くはいられそうにはありません。薄命、短命に終わるこの命の言葉を書いて、終わりとしたいと思います。もっと、長く書けたらよかったのにな…」
と、それからも永遠に書き連ねていき、寝落ちするまで書いていたようだ。ぐるぐると廻るくらいに膨大な量の情報は並大抵の人間は読むことはできずに頓挫する。
トイレインパクト後は、書物の喪失も進み、まともに文字を読めるものも少なくなっていった。時代が逆行してゆくように、つまり、退化してゆく人類だった。
故に、彼女の本である『薄命之字』は一部の者に愛されたのみで有名ではなかった。
だが、誰かの心に深く染み付き捉えて放さない書物となっていることも事実で、本と同化し、繭となった者もいた。
そして、10月1日、繭は羽化して蝶となり、飛び立つだろう。
猫乃つづりは、
10月以降、姿を見た者はいない。
失踪したのか、はたまた蝶となってどこかへ飛び立ったのか、真相は不明だ。
だが、フィクションとノンフィクションの狭間に揺れるこの奇怪な世界のなかで、創作する彼らは、常に眼をグルグルさせて喜んでいた。
他者の介在を忘れ、文字を怠惰ではなく、
感情と感性にしたがって書く。この一瞬の煌めきと憧憬こそ、宝なのだろうと思うと、消えることは必ずしも悪ではなく、善でもない…言語化不可能の感情に至るのだ。
阿龍田稲瑠の名言
「狂える程に悩め」
人は正常のままに創作をした方が健全であろう。されど、時に一作品に全てをかけ、命をかけるほどに狂って悩んで吐き出して書いた作品は、表面上の作品よりも心に深く印象付けられるものとなるのだ。
エンディング
『薄命天使の怨嗟小説』
https://suno.com/song/f87db081-79ec-450b-91d7-bffb66a345c5(猫メモ)
本作のプロンプトはXにてみきたくさんの企画『万年筆の日』のものを自分好みに改造して作ったものです。
加えて、後、もう少しでお別れのアルタイルを作ったものであります。
私にとってのアルタイルを作れてにっこりしています。特にCrazy EyesとCrazy Smileが気に入っています。
どこが癒しの天使だと言われそうですが、
私にとっての天使とは、可愛い、癒される~だけで癒されるということにはならないのです。何を言っているんだろうと思われるかもしれません。実際に、私も頭がはてなになりました。ですが、本作は、私の心の鬼や怪物を祓う効果を持ち合わせています。他の人にはわからないと思いますが…。結構、嫉妬深い、性質を私は持っています。反抗作戦だって、その性質があるからこそ、続けていけてるというものです。これは、人に褒められるものではありませんね。おまけに自分を卑下しがちなのもよくない性質です。なので、私の本質は人様に誇れるわけではない人間なのです。ネガティブ、嫉妬、マイナス、闇に満ちた、地底の民なのです。しかし、物語を書くのは好きで、書き続けていってます。
はじめは小説家になろうにて書いて、
異世界転移でパソコンから転移し、
兎耳の少女とレベル0という、どう戦うねんという男子高校生が異世界で冒険を繰り広げるというもの、思い出すだけでも恥ずかしいですが、また再び書くのもありかなと本作を書いてて思いました。
私の物語を書く根底には、そうした小説を書き続けてきたというのがあります。
そして、挿絵、AIイラストがある以前は自分で拙いながらも描いてました。
モノガタリードットコムで、挿絵なるものを投稿し、物語の後にアイビスペイントで作って描くのはワクワクしたものです。
これらに抱くのは、CrazyEyesに繋がるものだと思っています。
いろんな思いぐるぐると螺旋のようにめぐるまわる。どうにかなりそうだけど、楽しい!書き続けたいと無限に続くのでは綴れるのではないかと思ったものです。
言葉に溢れてる、言葉の螺旋階段にして、いきたいですね。過去には1話、1万字まで書いて途絶しましたが、物語を作ったこともあったなと、今思えば、懐かしいものですね。
小説をテーマにしたものであるため、過去を振り返ってみると、たくさん書いてきたんだなと思いますね。
時には古巣である、小説家になろうやモノガタリードットコムで物語を書いていきたいなと思いました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。