小説『燃え尽きたぜ!』【ニャンノ世界】
隣にはメタモル爺がいて、
「猫天使、私の画像どうする気なんだ」
「陰毛付け足して頑張ってみたけど、うまくいかなくなってやめた」
猫天使にとって久しぶりの深夜枠なのだ。
頑張ったけど兎に角疲れてしまったのだ
「ごめんな、メタモル爺さん、しっかり毛を描写できなくて」
「いいよ…お前さんの心行きが嬉しいよ」
メタモル爺さんは不甲斐ない猫天使に感謝していた。
「捨てずに…向き合ってくれた、それだけでワシらの心は報われるんじゃ」
陰毛がはみ出していたら、裸でなくともR18だというのを知ったのは、同じく爺さん作品を、確か、ウニ爺さんを制作していた時のことが懐かしいように思えた。
「今度は、しっかりとした深夜枠用意するからね、メタモル爺さん」
「おう、お前さんの魂の力作、楽しみにしてるぞ」
猫天使は眠る、瞼を閉じる…
エネルギーを使い果たしたのだろうか…
疲労感が凄まじい…
だが、休むこともまた、ニンゲン、
猫も、またセイメイなのだから
キカイではないのだから
眠るのだ…
呪文
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