【2枚目有 小説有】異世界の女神さま(クシナダヒメ)と巫女さん(神楽さん)
魔姫リアラ・エアツィードさんとのいつもの謎?の小説やりとり
https://www.chichi-pui.com/posts/eff9faac-9c8c-4386-b297-c26a00134c82/
で、続きとしてイラスト描き&小説書いてみました(*‘ω‘ *)
※「異世界へジャンプ」と「温泉」がテーマの小説を、ですね( ´艸`)
張り切って描いてみました♪(*‘ω‘ *)。
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巫女の神楽は、今日も悪霊を退治していた。白と朱の巫女装束を身にまとい、神刀を振るう彼女の姿は、まさに神の使いそのもの。しかし、終わりのない戦いに次第に疲れを感じていた。
「もう嫌だー! 悪霊のいない世界に行きたい~! 温泉に入りたーい!」
思わず天に向かって叫ぶと、突如として目の前に漆黒のワープ扉が現れた。風もなく静寂に包まれる神社の境内に、ぽっかりと開いた異質な扉。驚きと好奇心が入り混じるなか、神楽は恐る恐るその扉をくぐった。
次の瞬間、彼女は青々とした森の中に立っていた。澄み渡る空、揺れる木々、心地よい小鳥のさえずり。神楽はゆっくりと息を吸い込んだ。驚きつつも戻ろうと振り返るが、そこにあったはずの扉はすでに消えていた。
「え……どうしよう……」
戸惑いながらも林道を歩いていると、前方から優雅な足取りで近づいてくる女性がいた。橙色の着物を纏い、艶やかな黒髪を風にそよがせる美しい姿。その顔は、まるで鏡を見ているように神楽とよく似ていた。
「まあ……あなたはどなたですか?」
柔らかな声が響く。神楽が驚きながらも名乗ると、その女性は微笑み、穏やかな口調で名を告げた。
「私はクシナダヒメ。この世界を護る女神のひとりなの。」
優しい物腰と温かな笑顔に、神楽は警戒心を解いた。お互いの境遇を話すうちに、すぐに打ち解け、心を許し合うことができた。
「それにしても、あなたはとても強い力を持っているのね。この世界でも、その力が必要になりそうな気がするわ。」
クシナダヒメがそう言った直後だった。突如として空間が歪み、不気味な呻き声とともに巨大な魔物が現れた。黒紫の煙をまとい、鋭い爪を持つその存在は、まさにこの世界の脅威そのものだった。
「……どうやら、ゆっくり話している暇はなさそうね。」
クシナダヒメは静かに手を掲げ、淡い金色の光を生み出す。その光は形を成し、神聖な符が宙に浮かび上がった。一方の神楽も神刀を抜き、油断なく構えた。
「一緒に戦いましょう、神楽。」
「ええ、一気に決めるわ!」
神楽が神速のごとく駆け出し、神刀を振るうと、鋭い光が魔物の胴体を切り裂いた。同時に、クシナダヒメが優雅な所作で印を結び、清らかな炎を生み出す。炎はまるで天から降り注ぐ祝福のように魔物を包み、黒き瘴気を焼き払っていった。
咆哮を上げる魔物。しかし、神楽とクシナダヒメの連携は完璧だった。神楽が最後の一撃を放つと、魔物は消え去り、静寂が戻った。
「さすがね、神楽。お見事だったわ。」
「クシナダヒメ様こそ、すごい法術でした!」
二人はお互いに微笑み合い、戦いの余韻に浸った。
「戦いの後は、やっぱり癒しが必要ね。神楽が温泉に行きたいと言っていましたし、一緒に行きましょうか?」
「えっ、本当ですか!? ぜひ!」
クシナダヒメの案内で向かったのは、静かな山間に佇む美しい露天風呂だった。蒸気が優しく立ち上り、湯の色は透き通った翡翠のよう。肩まで浸かると、神楽の疲れがじんわりと癒されていく。
「ああ……天国みたい……。」
「ふふ……気に入ってもらえたなら、よかったわ。」
二人は湯に浸かりながら、様々な話に花を咲かせた。しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
「……だけど、私は元の世界に戻らなくちゃ。」
神楽の言葉に、クシナダヒメは寂しそうに目を伏せた。そして、懐から美しい髪飾りを取り出し、神楽にそっと手渡した。
「これを持っていって。この髪飾りに念じれば、この世界とあなたのいた世界を自由に行き来できるわ。また会えるように……ね。」
「本当!? さすが女神さま……! ありがとう!」
神楽は目を輝かせ、髪飾りをそっと握りしめた。
「必ず、また会いに来るね!」
「ええ……待っているわ。」
クシナダヒメと固く誓い合い、神楽は髪飾りに念じる。すると、ふわりと光が広がり、気がつけば彼女は元の神社に戻っていた。
「……ただいま!」
またいつでも会えると分かっている。神楽は新たな決意を胸に、再び悪霊退治へと向かっていった。
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リアラさん、作成してみました~(*‘ω‘ *)
温泉(2枚目)は、左が巫女の神楽さん、右が女神のクシナダヒメです。
全く違いが分かりませんね(^-^;
呪文
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