小説『チチンプイくん/瞳を閉じて拳底』【ニャンノ世界】
『チチンプイくん/瞳を閉じて拳底』
ダストハウスが周囲を取り囲む
「おぅおぅお前さんは誇り高い奴じゃあぁねぇかぁ」
「誇りなど捨てた埃にしかならん!」
「そんなこたぁいったぁてよぉ!てめぇはもう終わりだよぉ!」
ダストハウス、一人を多数で取り囲む
悪辣で醜悪なる怪異
転校生 チチンプイくんにとって、
はじめは彼らの集団が
心地いいと感じていた
しかし、チチンプイくんには
譲れぬものがあった!
其は時に一人になる時間もまた、
想像力を鍛えることに
繋がるからだ…
ゆえにシシヨとは別行動をとっていた
其は根性の別れではない…
時に寂しさは発想力に勇気を持たせる…
「なぁ、ダストハウス」
「なんだぁ!今さら命乞いか!」
今までの彼もとい、チチンプイちゃんならば、恐怖し土下座していたであろう…
だが、チチンプイくんは変わったのだ。
囚人番号1010御手洗トトのドグラグランにより狂気的な世界を見せつけられ、
突如やってきたニャンノ世界のCAPEこと
帆日部ミサキに首を折られ、体を粉砕され、仮想世界なれど、GPU学園は
ニャンノ世界の入門…
本編の世界線ならば、死んでいたことだろう
「だから、俺は、GPU学園を作ったナゾルに感謝したい!だから、俺は!この拳で感謝の拳底を成すぅ!うぉぉぉ!」
「〈古傷から来たりし感謝の拳底〉
オールドスカーズグラシアスフィストォォ!」
「なッなんだこの太陽はぁぁぁ!」
ダストハウスは光と共に消えていった!
しかして、彼の冒険は終わらない
なぜなら、彼は太陽であり、光であるのだから
灯りが背中を温かく照らし、鼻のムズムズがまだ疼いていた
「ふん、花粉か塵か…分からねぇな」
転校生、チチンプイくんの世にも奇妙にゃ冒険はまだまだ続く!
呪文
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