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ツインテールにしてよ♪

使用したAI ちちぷい生成機能
俺には幼馴染がひとりいる。
隣の家の女の子で、誕生日も一緒の7月3日。
そんな縁もあって生まれてからずっと一緒で、何故か幼稚園からこの学園までずっと同じクラス。
それがこのナナミ。

控えめで大人しく、消極的で内向的。
そのくせ、いつも俺の隣や後ろにくっついてくるコトだけは誰にも譲らない頑固な一面も。
……まぁ、ただの人見知りなんだけど。

いつも俺の傍にいるせいか、周囲からは勝手にカップル認定されているけれど、俺たちはそんな関係ではない。
むしろ、俺は兄妹の様に思っている。

ナナミはどうなんだろう?
ふと、そんな疑問が湧く。

「ナナミは、好きなヤツとかいねーの?」
放課後、ふたりっきりになった教室で帰り支度をしながら聞いてみる。
「…好きなヒトならいるよ?」
小さく呟く様に、苦笑まじりで答える。

マジか…。
俺なんてまだ恋愛すらしたことないぞ。
なんか…ちょっと悔しい。

「でも…私、こんな性格だからね…。そのヒトは気づいてもくれないよ…」
長い前髪で視線を塞ぎながら悲しげに俯く。

性格云々よりも、だったらまず、その長い前髪どうにかしたらって思うのだが。
ストレートに言うのも何だし、ここは……。

「じゃあさ、まず髪型変えてみたら?」
「髪型…?」
「男って、イメチェンに弱いんだゼ♪」
俺はニカッと笑ってサムズアップ。
……苦しいか?それとも通るか?

「…例えば、どんなの?」
長い髪を指で弄りながら上目使いのナナミ。
通りましたよ!
俺は心の中でガッツポーズ。

「そ、そうだな~。ん~~…。ナナミは髪長いし、ツインテールとかどうだろう?」
「ツインテール?」
「ん!きっと似合うゼ♪」
ホントは適当。女の子の髪型なんて知らんわ。

「…ん、じゃあ…やってみる」
そう言ってヘアゴムで髪を纏めだす。
その仕草を見て、俺は何故かドキリとした。

なんで俺はドキドキしてんだ?

「…これでどうかな?」
ツインテールになったナナミ。
うざったい前髪はそのままだけど…。
なんか…。
これは……。
絶対に皆に見せてはいけない…。

凄く可愛い。
ナナミはこんなに可愛かったっけ?

「ゴメン、やっぱナシで!」
「…えっ!?」
小首を傾げるナナミ。
それがまた可愛くて。

「ナナミはいつものままでも凄く可愛いから!いつものナナミが俺は大好きだよ!」
それだけ言って俺は教室を飛び出した。
その自分の爆弾発言すら気づかないほど、胸がドキドキしてたんだ。

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