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からフェンテスは絶対に落とさせない!!

※https://www.chichi-pui.com/posts/42cb0f53-af3c-445c-9102-f4511880188c/ からの続きです

「あ――ワタツメ姉さんがヒノメ姉さんを止めた?」

フェンテスの発電所で発電補助をしていた時に今まで感じていたヒノメの異常に膨れ上がっていた神気が収束したことで、予想通りワタツメはヒノメを止めることが出来たのだと直感したメヅ。
そこから時が少し経った頃――

『緊急事態発生! 緊急事態発生! フェンテスの防壁を取り囲むように謎の巨大生物群が出現! そのまま防壁を攻撃している模様! 非戦闘員の住民達は直ちに最寄りのシェルターに避難、戦闘員及び戦闘能力を持っている者は直ぐに謎の巨大生物群撃退に向かえ!! 繰り返す――』

けたたましく鳴り響く警報と緊急アナウンスが、見知らぬ世界に国毎飛ばされ同じく国毎飛ばされてきたヒノイからの襲撃を受けたり供給電力不足問題等慣れない生活が続いていたものの何とか日々を過ごしていたフェンテスの日常崩壊の危機を告げているようだった。
発電補助を終えフェンテス滞在中の仮住まいとしていたフェーンの家に帰る途中だったメヅは踵を返し、フェンテスのトップの下へ向かい――
「ねえっ、防壁大丈夫なの?」
「メヅか。あれだけの数だ、正直なところ百年以上前から技術更新されていない防壁はいつ壊されてもおかしくない。撃退に向かった隊員達もその防壁を破れる存在に対してどこまで踏ん張れるか…」
「……うん、わかった! ボクがみんなを助けに行ってくる!」
そういうと部屋の外に駆けていこうとしたメヅ、だったがフェンテストップに腕を掴まれて急停止。
「君一人行ってどうする、我らの電力不足問題を一時とはいえ助けてくれた客人を危険には晒せない」
だが、そう言うフェンテスのトップの手を軽く振りほどきメヅは勢いよく振り返り――
「それがどうにかなるかもしれないよ?」
自身の胸を自信満々に叩き――
「だってボク、神サマだもん!」
その言葉と眩しいほどの笑顔を残して目にも止まらぬ速さで部屋を出ていってしまった。

フェンテスのトップの部屋を出たメヅは状況確認する為に地面を力強く蹴り、跳躍。
上空からフェンテス防壁の様子、撃退に向かった隊員達の様子、避難する人々の様子を瞬時に確認し、着地。
「確かに防壁はもうもちそうにない。けれど殆どの人達が避難を終えていた。なら――!」
と、次の瞬間、再び跳躍。
「みんなーっ!! 全防壁はいつ壊れてもおかしくない! それなら防壁がまだ機能しているうちに近くのシェルターに向かってシェルターの入り口を守って!!」
まるで雷鳴のように、フェンテス中に届きそうな大声でメヅは上空から謎の巨大生物群の撃退を続けてる隊員達にそう伝えた。
「メヅ! お前何言って――ってお前単独浮遊してるのか!??!」
「神サマだもんっ、それくらい出来るよ! それよりもみんな急いで! そこから先はボクが何とかする!!」
戦闘能力ありの為に調査隊にもかかわらず撃退に向かっていたフェーン、そして他の隊員達にもその声は届いていた。
フェンテスに来てからすぐにフェンテスの人々と打ち解けた、電力不足から一時的にでも救ってくれたメヅの声、何より今自分達の目の前の防壁の状態を目の当たりにしている現実も重なって、隊員達は信じて近くのシェルターを守りに向かった。
「――うん、みんなちゃんと向かってくれたね。ここからはボクの番」
メヅは両手に神気を集中させ、防壁を破って全方位から雪崩れ込んできた謎の巨大生物群に向け雷を――落とした。
そして、謎の巨大生物群が上空を見上げたところで間髪入れずにこう叫んだ。
「ボクはメヅ! 雷の神サマだ! ボクを倒せるものなら試して倒してみるんだね!!」
落ち続ける雷。自然発生では決してあり得ない数の雷がメヅを中心にしてフェンテス全方位へと雷が降り注る。
正にSANDER STORM――

謎の巨大生物群が全方位から向かってくるのが見えたメヅはすぐさま着地。
中央の大きな広場に一人立つメヅ。
凄まじい勢いでメヅに迫り来る謎の巨大生物群を空からの落雷で、自身の体からの放電で、手にした雷の剣で、高速で処理していく。
まるで寄せては返す波のように倒してもまた同じ規模の数が襲ってくる。
だがメヅはそれら全てを一人で捌いていた。

「フェンテスを――フェンテスの人達を――ボクの友達を一人も傷付けさせない!!」

フェンテスに鳴り響く雷鳴は、瞬く雷光は長い間止むことはなかった。


※全て違う容姿のように見えるメヅであるが、全て同一のものであり違うく見えるのは見た人の心によって姿形が変わるから(という設定妄想)
※メヅを生成しようとすると何故か高確率で背景に誰かしらイレギュラー参加してたので、背景の人は意味があるようで無いような……😌

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