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「言っておくが俺は、スイカ割りなんかはさせねぇよ」

彼はスイカ割りが嫌いな
西瓜(にしうり)ツトム
両親が農家でスイカを育て、
余ったスイカをもって、
幼馴染みの小日向(こひなた)ミドリコ
と海水浴に行った。

「わかってるってあんたがスイカ割り嫌いなの知ってるからさ」

「スイカで遊ぶなってんだ」

「だから、これはい」

「あっありがとうな、で、これどうやったんだ?」

「手刀で斬ったよ」

「へぇー……ん?」

「手刀で」

「夢かな?」

「なんならツトムを斬ってやろうか」

ミドリコはニヤリと笑っている。
ツトムはあたふたさせて、

「いやいや、わかったよ、でも、ミドリコって、そんな漫画みたいなことできるんだな」

「事実は漫画より奇なりっていうでしょ」

「それを言うなら事実は小説より奇なりだろ?」

「今の時代じゃ小説よりも漫画の方があってるじゃない」

「確かにな、小説読まなくなっちまったな」

「読みたくなってきた?」

「まぁね、そうだな、怖いやつが読みたいな」

「体が納涼求めてるんだ」

「あぁ、暑いからな」

「じゃあさ!今度、ツトムの家に泊まってもいい?」

2つのでかいスイカを正面に向ける。
白く透き通った肌には汗が流れ、
光沢し、彼女が魅力的に見えた。
ツトムは頬を染め、
雑念を振り払い顔を背け

「まっいいよ、一緒に見るか、いっとくが泣いてもしらないからな」

「あっツトム、」

ミドリコは眼を細め、ニヤニヤしてる

「私のスイカみて、にやけてるんでしょ」

「べっ別にていうか、お前のでかいのは隠しきれないから、心配になっただけだ!」

「いいんだよ~お姉さんに甘えても~」

ツトムの腕にパイを押し付けるミドリコ、
発達した乳房が彼の腕にあたり、
思わず、アソコがたってしまいそうだ。

「やっやめろ、ていうミドリコは8月で俺は9月、誕生日が早いだけで、年は同じじゃないか」

「でも、ちょっとだけ…お姉さんだよ~」

「はっ恥ずかしいから、やめ、やめろ~」

「おっ、青春だね~」

海の家で働く日焼けしたお姉さんが彼らを見て呟く。

「ねえちゃんボケっとすんなよ」

その弟がジト目で姉を見て、注意する。
海の家は繁忙期、手を休めるわけにはいかないのだ

「あぁ、わたしも恋がしたいなぁ~」

「でも、あれ、多分幼馴染み同士であって、カップルではないと思うよ」

「そうなの!?」

「ラブコメ好きにはわかるんだ、あれは男女の友情であって、それ以上には発展しないと見えた!」

「じゃあ、チャンスかもしれないわね!」

おねえさんはツトムにターゲットスコープロックオンしていた。

「もう!おねえちゃんとおにいちゃん、すぐ空想に浸るんだから」

小さな妹ちゃんが腕組みをして、
ぷすーとしながら立っている。

海の家は大忙し、
夏は暑いぞまだまだ燃える。

(猫メモ)
たわわに育ったスイカ瑞々しくて最高です。スイカをテーマに作るうちに、ミドリコちゃんができました。
加えて、スイカをこよなく愛し、スイカ割りを嫌う人物ツトム。
粉砕するのではなく手刀を使えるミドリコちゃんはこれから、ヒーローとして活躍しそうですね。あるいは影の仕事人かもしれない。
小日向ミドリコちゃんと西瓜ツトム、
そんな彼らの日常を不定期で届けたいですね~

(追記)
ちちぷいにて健全な画像なのにやましいことなど、ひとつもないのにR15に移送されました。解せぬ!解せぬぞぉぉー!
判断がわからんですよ。
たわわに育ったスイカであって、パイではないですよ。なのに、ふぁぁぁぁー!
つまり、ちちぷいはエロイ視点でこの子を見てるんですね。やらしいなぁ~もうって思いますね。

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