女騎士の休日
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②女騎士の逆襲(全年齢)
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③女騎士様の着替え
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④女騎士さは不機嫌
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番外編・女騎士とゆかいな仲間たち
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【女騎士さは不機嫌】の続き的な話です。
女騎士さは不機嫌はイラストのみで今回のイラストから連想して思い付きだけで無理矢理話を繋げました。
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「となり、空いてるぞ」
微笑み、隣に来るように促す。
女騎士は休暇を利用して領内の温泉地にやってきた。
身の回りの世話をする使用人もいるが、何より一緒に行きたいと思う人との旅だった。
王都で行われた国王主催のパーティ。女騎士は気が進まなかったが国王直筆の招待状が届き観念し参加した。
そのパーティで話しかけてきた少し年下の少年。少年は女騎士の実家より爵位は下で彼女とは違う王国内の騎士団に入団したばかりの騎士見習いだった。
女騎士は少年を邪険に扱ったが、パーティ以後も少年はめげることなく女騎士にアプローチを続けた。
純粋に自分を好いてくれる少年に絆された女騎士だったが、かつての戦で捕虜となり凌辱を受けた過去が思いとどまらせる。
少年が純粋であればあるほど凌辱で純潔を失った自分には相応しくないのではないか。
そう思い、少年に自分は相応しくないと告げた。
だが、そんな女騎士に対して少年は互いの胸の内を打ち明けようと告げた。
女騎士の実家の離れの別館で二人きりで思いの丈、本音をぶつけ合った。
感情をぶちまけて、スッキリしたのか女騎士は清々しい顔で別館を後にして、少年はそのまま別館に宿泊した。
その日の夕食の場、女騎士は少年と交際を始めたと家族に告げたのだった。
二人の話し合いは後に屋敷の使用人達から『午後の惨劇』と呼ばれた。
呪文
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