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12月26日、深夜...
お風呂に浸かる執事...
執事(...今夜はゆっくり入れそうだな...)
なんやかんや、魔王女姉妹のおかげで、ゆっくりできなかった為、
特訓最終日を終えて、しっかり温泉を堪能していた。
しかし、貸し切りの露天風呂でのんびりしていると、ひたひたと足音が聞こえる。

幻刃「お背中流しましょうか?」
幻刃が現れた。
執事「・・・何故???」
幻刃「大宰府の応援もですが、霊力の提供、そして此度の修練と、貴方様には多大な御功力を頂いていますから」
暫く沈黙...ただし、本気なのだろう。静かに執事は首を縦に振る。

幻刃「...とてもしっかりしたお体なのね...どうすればそこまで強くなれるのですか?」
執事「さぁ...ただ強さを求めただけだったが]
幻刃「私では、貴方には到底届きそうにない...」
執事「分相応に強くなれたら良いと思うが?身の丈を超えた強さは身を亡ぼす...」
ピクリと反応の後、幻刃の手が止まる。
絞り出すように「...そうですね」と、つぶやく。

執事「失言だったか?」
幻刃「いいえ...そんなことないですよ?」
執事「動揺がうかがえる...無理に僕の相手をしなくてもいいんだが?幻刃には想い人が居ると聞いていたが?」
以前、月美から聞いていた。「あの子には好きな人が居るんやきね!」と。

直後に、幻刃はクスリと笑う。
幻刃「月美ちゃん、まだ気づいてないんだ...ふふ」
幻刃の周囲の空気が変わるようなのを感じる。脅威とはいかなくも、闇を感じる執事。
執事「気づいていない?」

幻刃「彼はもうとっくの昔に亡くなってるの...もちろん、皆には秘密にしていますが」
執事「そうだったのか...お悔やみを申し上げる...」
幻刃「4年経ちましたから。もう大丈夫ですよ♪」
暫く沈黙...それにしても何故秘密にしていたのだろう?
その意に気づいたのか?見えない瞳でじっと執事を見つめる幻刃。
幻刃「気になります?秘密の理由」
執事「まぁな。月美達になら打ち明けてそうだと思っていたが」
幻刃「極秘にするよう義務づけられてましたの。だって...」
空気が震える...執事が打ち明けようとする幻刃を止めようとしたが...

幻刃「彼は私が撃ち殺しましたもの...この手で...私が...仕留めたの...」
悲しみが辺りを包み込んだ。気づいていないのか?目から涙があふれていた。

呪文

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