フロストエフスキー『デスゲームの司会』【うちの子】
フロストエフスキーは
サンター協会主催のデスゲームの司会者をつとめることもあった。
「えぇ~では、デスゲームを開始します、えっと、今回のデスゲームでは雪だるまさんが転んだです。このゲームは雪だるまが特殊な巨大ドライヤーで溶かされるので、雪だるまさんが消失する前に指定のラインまでたどり着いたものはクリア、ただし、だるまさんが転んだのルールとして、雪だるまさんは振り向きます、振り向いたものはー」
といった感じで、
淡々と司会をつとめあげて、
油揚げを食べながら
デスゲームの様子を眺める
その映像から見えるハラハラ感が
たまらなく、彼女にとってギャンブルに並ぶ娯楽となっていた。
呪文
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