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新モデル「PAPYRUS」追加!
図2
???「おはようございます、黒美さん。あ、これ回覧板です。」

黒美「あら、おはよう、○○君。いつもありがとう。これから仕事でしょう?いってらっしゃい、頑張ってね。」

○○「ありがとうございます。行ってきますッ!」

彼女の名前は”赤井 黒美”。数日前にオレのマンションの隣に越してきた女性だ。
越してきた初日にオレの所に挨拶に来た時彼女から軽く自己紹介されたが、何でも数年前に旦那さんと死別し今まで戸建てに住んでいたのだが一人で管理するのは大変という事と、夫との思い出がある家に一人でいるには精神的にキツイということでここに越してきたという事だった。

オレはまだ彼女が30代半ばで旦那と死別されたのは大変だなと思ったのと、これはとても不謹慎なのだが前に住んでいた小五月蠅いバアサンと入れ替えに”黒美”のような美しい人が越してきた事が嬉しかった。

何故ならこうやって二日おきに回覧板を渡すという口実で彼女に朝の挨拶が出来るからである。
そして彼女から”いってらっしゃい”と送り出されるのは、オレがまるで彼女の亭主になったような気分になれて誇らしかったからだ。

一日がおわり仕事の疲労で鉛のように重くなった体をオレはベッドにあずけウトウトしていると隣の部屋から物音がしてきた、黒美さんの部屋からだ・・・。

ガタ、ガタ、・・・ん、ああ・・・あ・・あッ! ど・・ろみ・・・きも・・・か?

○○「・・・え?・・・これって・・・」

壁にさえぎられて聞き取りにくかったが、この音は間違いなく”アレ”の時の音と嬌声である。
始めはAVなのかとも思ったが、相手の男であろう口からは”黒美”さんの名前が断続的に聞こえてくることからソレはないなと思った。

○○「うそだろ?・・・黒美さん・・・」

オレはあの可愛らしい人がそんなことするはずはないと思いたかったが、さすがにそれは子供すぎる考えだと思った。あれだけ美しい人だ、旦那が亡くなって他の男がほおっておくこともないだろう・・・。

○○「くそ・・・」

オレの心は悲しみに満ちていたが身体の方は素直に男の反応をしていた。壁の向こうからは相変わらず聞こえてくる聞きたくない音と声・・・。
だがそれとは反比例して反応するオレの身体。
図3
オレの心はグチャグチャになり、”もうどうにでもなれ”と自身の分身を握りしめ激しく上下運動を始めた。
今、壁の向こうで行われている彼女達の”狂宴”を想像しながら。

○○「うおおッ!・・・黒美ぃーーーッ!」

オレはそう咆哮すると、彼女が居るであろう壁に向かってその壁面を激しく白に塗り上げた。

図4
翌朝、オレは彼女の顔をまともに見える自信がなかった。想像上とはいえオレが彼女を穢してしまった様な気分だったからだ。

○○「・・・おはようございます・・・。あの、これ・・・」

黒美「おはよう、○○君。・・・ん?元気ないわね?どうかした?」

○○「い、いえ。・・・別に・・・」

黒美「そう・・・、あ、そうだわ、○○君ってゲームするかしら?」

○○「ええ・・・、それなりには。」

黒美「そう、よかったわ。じゃあ明日からリリースされるゲームを一緒にやりましょうよ。協力するタイプで誰かいないか丁度探してたの。○○君、元気なさげだったから何か楽しい事あれば良いかなってね・・・。」

○○「黒美さん・・・。」

その原因を作ったのは貴女なんですよと喉元まで言葉が出かかったが、考えてみればそれはオレの完全な独りよがりで黒美さんには何の咎もないだろう。それよりこんなオレを心配してくれる黒美さんの優しさが嬉しかった。

黒美「携帯かしてくれる?・・・はい、これで良し。初見で楽しみたいからフライングしないでね。それとワタシ今日は用事があるから、連絡できるようにライン交換しましょ?いいかしら?」

○○「え?・・・いいんですかッ!?も、勿論ッ!」

先程まではこの世の終わりの様な感じのオレだったがその言葉を聞いて一気に救われた気がした。
正直、ゲームの事はどうでもよかった。ただ、彼女との個人的連絡手段が取れたことが死ぬほど嬉しかったのである。

そしてその夜、オレは彼女からの連絡を心待ちにしていた。

ピコン ”黒美 ワタシの方の準備は出来たわ。○○君は大丈夫?”

来たッ!

”僕の方はおkです”

ピコン ”黒美 それじゃ起動して”

オレは黒美さんが携帯に入れてくれたアイコンをタップした。

図5
○○「え?・・・」

黒美「あッ、あッ、ああ・・・。」

オレの携帯には黒美さんの”痴態”が映し出されていた。

図6
○○「なんだよ?・・・コレ・・・」

サオ男「おら、ケツ向けろッ!」

一瞬、黒美さんの視線がオレの携帯の方に向けられた。だが、男の激しい攻めによってそれも長くは続かなかった。

図7
黒美「んあああッ!」

サオ男「おら、おらぁッ!オマエみたいなメス豚はこれくらいしないと感じねえだろ?ああッ?!」

黒美「は・・・はいぃぃ・・・、ああッ!」

オレはもう何も考えれなくなっていた。初日以上の衝撃だった。まるで大きな鉄のハンマーで思い切り殴られたような衝撃だった。だがそれ以上にオレの”分身”も初日以上に猛り狂っていた。

○○「くっそ、くそぉぉぉぉッ!」

図8
あれから彼女の名前を何度も叫び、そしてオレの中に溜まった欲望を何度も放出したが未だに衰える感じはなかった。
そう、画面から送られてくる彼女の憂いを帯びた視線にオレの遺伝子が反応しっぱなしだからだ。

黒美「ああ、・・・$#*++*?」

○○「ハァ、ハァ・・・ん?」

なにやら黒美さんの喘ぎ声とは別の事を彼女自身がつぶやいているように見える。

図9
恐らくこれは防犯カメラの様な物のアプリだろう。だから向こうからはこちらの映像は見えないはずだ、だが黒美さんにはまるでこちらが見えているかのような感じがした、なぜなら画像の彼女の口の動きが、

” ○○君、見てる?一生懸命、オナニーしてるかしら?ふふふ。”

という感じに見えたからだ。
完全に彼女の手の内だ。遊ばれている。だが悪い気はしなかった。
むしろ彼女がこのような”悪女”で内心オレは嬉しかったのかもしれない・・・。

図10
次の日の朝、オレはいつものように彼女の元に回覧板を持って行った。もう以前の様な後ろめたい気持ちは吹き飛んでいた。通常の神経はとうに焼き切れてしまっていた。

○○「おはようございます。回覧板っス。」

黒美「あら、おはよう。○○君、昨日はよく眠れたかしら?」

白々しい・・・。眠れた訳ねーだろ。あんなもん夜中にぶっ通しで見せられたんだから・・・。

黒美「そうそう、ここのマンションって壁が”薄い”のよねぇ・・・。一昨日もワタシの名前呼んで○○君オナってたみたいだから、昨日は大サービスのゲームを贈ってあげたのよ?気に入ってくれたかしら?」

○○「・・・ええ、眠れなくなるほどにね・・・。」

黒美「まあ、それはよかったわ。それならまたゲームの”アップデート”が来たら遊びましょうね、フフ」

狂時が起きる前の春の日差しの様な柔らかな微笑の優しい彼女はもう居ない。
今ここに居るのは罠にハマった哀れな獲物を物色する捕食者の冷ややかな視線を持つバケモノが居るだけだ。

・・・クロゴケグモ”Black widow” ・・・そんな言葉がオレの頭をよぎった。
この女には相応しすぎる愛称だなとオレは一人ほくそ笑んだ。


作者ひとりごと

このお話はワタシの体験談をヒントに作っている部分がありますw
まあ、ワタシの体験談はこんな劇的なエロ満載の話ではなく、今から30年近く前の事ですがワタシが友人とスキー旅行に行った時の話でちょっと古めのホテルに泊まった時の話です。

ワタシが部屋の前でスキー道具を準備していたところ、若めのカップル(←当時のワタシと同じか少し下くらい)が隣の部屋に入っていきました。

その日ワタシはスキーを終えてヘトヘトになり真夜中になり、さあ寝るべといった時、隣の部屋から”ゴンゴンゴン”と音がしてくるのです。その内微かに男女の”アノ”声らしきモノが聞こえてきてワタシは”これは間違いないな( ̄▽ ̄:) )と思い時計を見たら深夜の1時近い時間だったので、若い二人っぽかったですしまあ仕方がないだろうとは思ったのですが、ワタシはただでさえ旅先では眠れない性質なのに夜中に”異音”が聞こえたらまず寝れないのです。

正直この時は”うへへ( ̄▽ ̄)”などという気分にはなれず、純粋にスキーを楽しみたかったので体力回復のためにガッツリ寝たかったんですよねw
それに、お隣の部屋は角部屋ではなく挟まれた場所の部屋だったので、その向こうの部屋にも起きている人がいたら丸聞こえだろうと思い、男の方はどうでもよかったのですがさすがに彼女の方がそれでは気の毒だなと思ったので、部屋の壁を控えめに”コン、コン・・・コン、コン・・・コン、コン”と6回ほど軽く叩いて”聞こえちゃってるよ~”って感じでサインを送りました。
そうすると”異音”はピタリと止まり、”ああ、これは気づいてくれたか”と思いそのあとワタシも眠りにつきました。

次の日の朝。ワタシがいつものように部屋の前で準備していると、隣のカップルの彼の方が”あの~、昨日はすみませんでした( ̄▽ ̄:)”とお詫びに来てくれました。
ワタシは全くそこまでのつもりはなかったんですが、”いえいえ、だいじょうぶですよ( ̄▽ ̄)”って言うのも何か変でしたので、”いえいえ~。ただ、このホテル壁薄いみたいだから気を付けた方が良いですよw”と忠告だけしておきました。
彼氏の方は恥ずかしそうに”分かりました、そうします( ̄▽ ̄:)”といって帰っていきました。

まあ、ワタシは自分が良い人などと公言するつもりはサラサラないですが、中にはそんな人の弱みに(←夜中の異音などw)付け込んでくる悪いヤツもいると思ったので、若いカップルさんがそんな嫌な思いしてほしくないな(←ヤローは別にですがw)と思ったのでちょっとお節介した感じでしょうか( ̄▽ ̄:)

それでは今回はこのへんで。
最後まで読んでくれたアナタが大好きです。愛してまーす(/・ω・)/

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