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カエデはFour seasonsの新メンバーオーディションを受けるために1人東京へ向かった。

家族にはオーディションを受けることを明かさず、東京に友達と旅行へ行くと伝えている。

東京についたカエデ。

カエデ「ここが東京だべか〜噂には聞いていたけど、建物が高いべ〜。」

初めての東京にワクワクしているが同時に明日はオーディションで胸がドキドキしている。地方からオーディションに参加する人用に用意されたホテルに着いた。

カエデ「(明日はオーディションだべ。今日は朝から移動で、がおってるから早く寝て明日に備えるべさ。)」
※がおってる・・東北(特に仙台)の方言で疲れてるという意味

ホテルに到着すると、1人の黒髪の少女が座っていた。

カエデ「こんにちは。オーディションの参加者だべか?」

黒髪の少女「・・・ア、コンチワ、ワタシ、オーディション、ウケル、韓国カラヤテキタ、リン・ドウ イウネ。ニホンゴワタシヘタクソ、ゴメンネ」

カエデ「韓国の人だべか、かわいいべさ。私、カエデと言うべ。リンちゃんよろしく。日本語下手じゃないべ。」

リン「カエデチャン、ヨロシク。アス、ガンバロ」

カエデ「ヨロシクね、リンちゃん」

次の日、オーディション会場についたカエデ。

オーディション会場につくと、カエデはリンちゃんを見つける。

カエデ「あ、リンちゃんおはよ〜かわいい服っちゃね」

リン「コレ、チマチョゴリ、韓国ノミンゾクイショネ。フダンキナイケド、アピールスルタメキル。ソロソロジカン・・」

カエデ「あ、ホントだオーディションの説明の時間だ」

オーディションの審査員としてFour seasonsリーダーのフユキが登場する

フユキ「この度はFour seasons新メンバーオーディションに参加いただきありがとうございます。大手事務所のアイドルオーディションとは違い参加人数が20人程しかいませんが、きっとこの中にダイヤの原石がいると思います。一緒のメンバーになって是非最高のグループにしましょう。審査は今回、歌、ダンス、そして最後にシークレットの審査があります。そこで勝ち上がった5人で後日最終オーディションとなります。」

カエデ「(フユキさん、かっこ可愛いべ〜オーディション頑張るぞ〜)」

オーディションが始まった。歌、ダンスはカエデは日頃の練習通りの成果を出せ、審査員も高評価であった。リンちゃんもチマチョゴリを着て歌とダンスを披露。歌、ダンス共にとても上手でかなり審査員の評価が高い。

そして、本日の最後の審査。

フユキ「本日最後は、水着審査になります。今時のアイドルは水着で歌って踊れるようにならなければ真のアイドルとは言えません」

カエデはショックを受ける。カエデは自分のある所が少し大きいのがコンプレックスで水着でそこが露出されるのがとても苦手である。

水着にそれぞれ着替え、プールなどでそれぞれポーズをとる。

リン「セクシー?ワカラナイネ、デモカワイイ、ミズギキレル、ウレシイ」

難なくこなす、リンちゃん

審査員「(か、かわいい・・)」

カエデは、笑顔になれずその場で泣き出してしまう。

カエデ「うぇぇん。。私、これできないべさ。せっかくのおーでしょんなのに・・」

リンちゃんがカエデにクマのぬいぐるみを渡す。
リン「カエデチャン、コレカワイイヨ、アゲル」

クマのぬいぐるみをカエデに渡す。

カエデは次第に笑顔になりクマのぬいぐるみを抱きしめる。

カエデ「ありがとう、リンちゃん・・」

こうして審査が終わり、リンちゃんは最終オーディションへ、そしてクマのぬいぐるみを抱きしめる姿が大人の男の審査員に評価され、カエデも最終オーディションへ進むのだった・・

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