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花色の闇の闇

使用したAI Dalle
自作の詩を元にしています。
以下、その詩ですが読んではいけません。つまらないので。


花色の闇の闇

1.

花の底に身を沈める
四十年に引き延ばされた春曇りの香りを染み込ませ
鈍色の風は垣根に沿って反時計周りにめぐり
遠い夢の階段を落ちながら
それらの後ろ姿をまねて
年譜の上のつじつま合わせを試みる

みつばちに似た日々が行き来する花の上っ面に
沸き上がるのは歌姫ではなく
時の軌跡に横座りしたままの
かさついた唇を持つ女の姿だ
鐘は必ず彼女の背後で鳴る
こうしてはいられないぞ。と

立ち上がろうとする私は花になる
目も口も耳も
五感すべてが花色に染まった闇の中で
やみくもに振り回した手に触れるもののすべては花であり
花であるもののすべてが私の掌の意志であった

女は坐ったまま、ただ微笑んでいるだけだった
彼女こそは、花であるもののすべて
四十年の方形そのものだった
花の色は移るが
闇の色も青春のようにそれを追う
ただ、わずかな記憶だけが燐光のようにまぶたに貼り付いた
わずかな猜疑心がそれを夢でないと知っていた

2.

夢でないものを咲かせた庭を
人々は通過していく
それぞれに一つの花を携えて
私の花はいまだ地に咲いていた

あらゆる花は儀式のためにとっておかなければならない
それは嘘だ
儀式は花を摘むための儀式である
鮮やかな儀式の彩りの中から
きみはきみ色の花を見つけ出せばいい
私たちの庭が花色の闇につつまれても
きみはきみ色の光をきみの指先に持っているのだから

3.

女よ!
私は花である

4.

花の咲くところに花色の闇は咲く
花の散るところに花色の闇が散る
私はひとつの約束のために生きてきた

5.

今、みつばちは飛び立つ
風は春の香りを容れて女の肩をつつむ
女は裸足で歩き始め
花色の闇を夢が覆っている。

呪文

入力なし

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