134話⑨側にいた「勇者」
まもなく出港するアルゴ号の甲板上で、アッシュの視線の先には。
「勇者クワンダ。これが序の口なのは、よくご存知でしょう」
心に残る、道化人形の壊れ際の言葉。
「クワンダさん、あなたは一体…?」
「俺はただの助っ人、傭兵だ。この世界ではな」
【次】135話①
https://www.chichi-pui.com/posts/201eab71-02c1-48af-b89d-cedc74bf1028/
【前】134話⑧
https://www.chichi-pui.com/posts/3645142b-cce1-40f4-91ff-d7fd91f9450d/
アッシュは、古代ムウ文明の「人造勇者」でした。勇者を模して作られた存在。
そしてクワンダは「勇者」として名高い傭兵「ハイランダー」。
気になってしまうのは、仕方ないのでしょう。
クワンダはアッシュを「この世界の勇者」と認め、自分は裏方に徹するようです。
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。
コメント
コメントをするにはログインをする必要があります。