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アウディ「では、本題だ。まずは敵の根城を探り、相手の情勢を探ろうと思う」
山池「相手は西の大陸のどの場所か分からないのにか?時間を要するぞ?」
ルミィア「アウディ、あれを使うのか?」
アウディ「今使わずいつ使う?ルミィア、皆に説明を頼む」

ルミィア「あい、わかった...先日だが、月美とその一行は古代の魔導船を発掘し持ち帰っておる」
アウディ以外の5人の国王は驚く。古代の魔導船?それはいったい?
ルミィア「現状100%の状態で運用可能じゃ。空から大陸を調べれば陸路より早く根城を叩けるじゃろ」
グレイ「ルミィア様、そんげな古かもんがあったとね!」
ルミィア「敵がどれだけの文明を発掘しているのかは不明じゃが、ともあれ魔導船のキャパからして2日もあれば空からじゃが大陸中を調べつくせよう。何せフル稼働でなくとも1日で地球を一周できるからの♪しかも『すてるす機能』とやらが本当素晴らしくての!魔導感知、それにれーだーとやらにも感知されない!更に視認出来なく成る故に完全に存在を消せるトンデモナイ機能じゃ!」
嬉々として早口で喋るルミィア。5人の国王はびっくりしながらも、先ほどとは変わり表情が明るくなる。

鮫鬼「根城がわかっとやったら、反撃でけっばいね♪へっへっへ!」

武「わかり次第倍返しじゃけん!」

美沙「ん~♪首謀者ギッタンギッタンにせなんばい!」

グレイ「そんげな夢の乗り物があるっちゃね...ふふ♪希望が見えてきたっちゃが!」

山池「敵の王ちゅうやつ、二度と転生できんごとしちょか?」

アウディ「根城の探索はルミィアと我が国の切り札を使わさせてもらうが良いかい?」
皆頷く。切り札とは、例の小僧こと、執事のことだろう。
ルミィア「アウディ、あの船を動かすには葵がカギとなっておるからの?メカニック兼密偵担当の儂と護衛担当のラーヴィ、船を動かす鍵の葵、ミントも居たほうが良いやもしれんが、防衛力は削らぬ方がよかろう」
アウディ「そうだったのか...葵も連れて行かなければか」
ルミィア「月美達はうらやましがろうなぁ?」
アウディ「あの子達もそろそろ意思を統一している頃だろう...」
そうして、敵国の根城探索のスケジュール、そして各国からも1名ずつフォロースタッフを動員することになった。
アウディ「皆!絶対に勝とう!そして、民を、そして九州を守り切ろう!」
6人の国王達は固く頷き、敵の動向に備えることに。

アウディ(あとはあの子達次第ではあるが...大丈夫だろう?つーちゃん...)
アウディは娘の事が気がかりではあるが、月美には信頼できる家族が居る。
某所を後にし、各国王はそれぞれの国に戻っていった。

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