〇年後の君は

2024/02/28

使用したAI ちちぷい生成機能

ほほぅ。
なるほど。
ふむふむ。
ふぅん、こうなるのかぁ。

「今度は何見てるの？」

「何この画像？」

炬燵で温まりながら、PCの画面に出力された画像を眺めてニヤニヤしていた私の横に妹達が潜り込んで来て、いつものように私を挟んで左右に陣取った。

「ん〜…？誰これ…？」

「私達…にしては…んん？」

まぁ隠し立てする必要もないから種明かしをしよう。
これはね、本人の写真と親兄弟姉妹の写真やデータを元に作成された未来予想写真なのだ〜。ドヤァ。
ま、あくまで可能性って話ではあるけれど、ね。
所詮オモチャみたいな物だし。

「へぇ〜…じゃあこれ、やっぱ私達なんだ？」

「ほほう…どれがどっちなのかな？」

確かにデータとして2人の写真を読み込ませてはいるが、ウチの子達は正に瓜ふたつの容姿なので多分機械には見分けられてないと思う。下手をすると1人の人物として認識している可能性すらある。
その証拠と言って良いかはわからないが、出力された画像はどれも1人づつしか描画されていないのだ。

「この髪の短いのが私？…かなぁ？」

「こ紫のエプロン…エプロンスカート？の？」

生足サンダル履きののやつか。
あらヤダ、なんかエッチっぽい。破廉恥さん。

「私が履いてる訳じゃないからね？！」

わかってる
わかってるって。

「もう一枚は…うわぁ… 」

「あ〜……これは、ちょっと… 」

どれ？…ああ、なるほど。
上半身は普通の服装だがボトムスが大胆過ぎるカットジーンズ。グラビアモデルさんとかが着ているのを見る分には問題ないが、自分が着る事を考えたら… うん。これはちょっと着たくない。

「髪の長い方がボクだとしたら…オーバーオールの
　…これと、あとこっちも、ボクって事かな？」

「…ん〜？なんか、こう、
　お胸が…小振りな気が…。」

「あれ…ホントだ。なんで？」

おや…確かに。これはまた見事に色気の無い…いやいやボーイッシュな雰囲気の画像が生成されたものだね。ふぅむ、一人称が『ボク』だからかな？

「そんな事までデータになってるの？！」

いや？
そんな入力はしていない。
強いて原因でありそうな入力項目はといえば…
パパのデータかな？

ウチのパパは背も高くないし肉付きが良い訳でもなく、パッと見は小柄な感じだ。まぁ実は引き締まっててゴリゴリ筋肉質な、いわゆる細マッチョなんだけれど。

「そっか…パパの所為か…」

んぉ？

「パパの所為でボクは育たないのか…」

何故か斜め上の結論に自己完結して落ち込む妹。
おいおい…お前は何を言っているんだ…？
あのね？
これ、あくまでオモチャだからね？
こうなると決まった訳じゃないからね？

…聞いてる？

呪文

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イラストの呪文（プロンプト）

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