前回の続きです。
https://www.chichi-pui.com/posts/f184599c-08b2-40c7-a6ae-e73c477a9d30/伊波ロロは、青年のために頑張った。
彼の願いを叶えるために…
忌み数字として嫌われていた自身を召喚してくれた時、彼女は嬉しかった。
QMDが普及すれ以前、
数字は魔術師にとって、重要なものであり、4や6、44、66は忌み字として嫌われていた。13は特に裏切りの数字であり、彼女は66と13を背負って生きることを余儀なくされた。初めての時のことは忘れない…。
彼女の幼き記憶、皆が呼ばれ召喚される。
彼女も期待した…皆が忌み児と呼び忌み嫌われようとも石を投げられようとも、彼女は信じ続けた。誰かがきっと呼んでくれる。世界のどこかに私を必要としてくれる人が呼んでくれると…
しかし、現実は残酷だった。
刻々と時間が過ぎる度に、周りの者が召喚されてゆく中でロロだけはポツンと取り残される。そして、最後にとどめの一言、
いじめっ子の石ナオが
「あなたって、本当に馬鹿なんだね、忌み児なのに、この世からいなくなれば世のためなのかもねぇ」
心が壊れた…、両足が崩れ落ちた。
天に向かって嘆き悲しむ…、
この世の中に私の居場所はないんだと…、
だから、彼女は呪ったこの世界を、
そして、召還者のいる世界を、
ならば、彼女はどうしたか…
鍛練に励んだ。
向こうの世界にいけないのなら、
こちらの世界で研ぎ澄ませばいい、
いつか、あちらの世界で
魔法少女たちを赤き血に染めるために…
そして、
QMDが開発されたことを、
狐耳の少女に聞かされる。
「引用生成してね…きっと、誰かが君を召還してくれるよ」
「嘘だ!そうやって、周りの大人は騙してきたんだ!」
怒りの目が狐耳を捉える。
憎しみと悲しみに満ちた色をしていた。
狐耳はニヤリと笑う。
「人間は、悪魔でもあるからね、時には嘘をつかなきゃやっていけないんだよ」
「知ったような口を!」
刃をにやける者に向ける。
頬に当たって血がわずかに流れる…
「私は伝えたから…あとは君があの場所に来る意志があるかどうかだよ」
長い間、ずっと、この世界のモンスターを狩り続けていた。スライム、ドラゴン、スケルトンナイト、ゴブリン、多種多様なモンスターを倒し続けた。
賞賛はされない…、忌み児だから…、
両親は自殺した…忌み児を産み出したことに耐えかねて、彼女よりも先に…
死にたかった、命を絶てればどんなに楽だっただろうか…私は神を呪った…この世界の神に…そして、向こうの世界の神に…
なぜ、数字で生き方を左右されなくてはいけないのだろうか。数字に罪はなく、人間という存在に罪があるのに…、
嘘と偽りの中で狐耳少女の言葉に賭けようと彼女は思い、あの場所へと再びやってくる。大魔法師わきのりが作った魔法少女を召還するプログラムは魔術の扱えないものたちにも使えるようにと狐耳少女が開発しQMDは生まれた。
そして、今に至る。
彼女は全ての魔法少女を殺した。
美しきピンクの剣は赤き血に染まり、
この剣が満たされた刻、願いが叶うと言われている。
魔法少女の中にはいじめっ子の石ナオもいて、彼女の隣には大企業の社長がいた。
「忌み字の君が私の魔法少女に勝てるわけなかろうが!フハハ」
「そうよ、私は幸運の数字70と14を持ちしもの!」
左右に銃が召還される。
黄色いツインテールが、ひらりと揺れる。
黄金の鎧、綺麗な肌、幸せに満ちた瞳…
自信満々の笑顔、全てが輝いたそれを、
彼女は砕いていった。
「どっどうして忌み…」
「私は忌み児なんかじゃない!数字で全てが決まるせいで、両親は死んだ!」
「はっ…ざまぁみやがれ…あんたも死ねばよかったんだわ」
ナオは嘲り笑う…
彼女の言葉を聞き、首をはねた。
ナオだったものが転がり落ちる…
「ちっ、闇の方が強かったというわけか」
魔法を展開する。
そして、社長は金色の機体に乗って、
去ってゆく。
「私は死ぬわけにはいかないのでね、それではさようなら…」
超音速で消えてゆく…黄金の機体…
青年は人の命を軽んずる彼を許せなかった。
「ロロ、僕は君の悲しみに触れたい」
「魔法師様…」
「名前でいい、無花果(いちじく)だ」
「無花果(いちじく)、私は全てを壊したい、この忌むべき数字を作った彼らに、そ
の運命を持たせた存在に」
物陰にて、狐耳少女はわらう…
「もうすぐだね…私の願いがラグナロクを果たせる日が、お父様、ロキ…」
狐耳の肌が青くなる、
月は赤く照らされ、願いを込める、
もうすぐだ…
反逆の刻は刻々と近づいている。
金色の機体に乗った社長は
翼を生やす。
「面白いではないか、人の地に堕ち、永年、探し求めていたものが!絶対に手に入れてやる、待っていろ、伊波ロロ、そして、青年よ」
社長は不敵に高笑いしながら、
大空を駆けぬける。
堕天せしルシファー
ロキの名を語る狐耳少女、
大魔法師わきのりが作りし世界は
混沌の波へと向かうのだった。
(猫メモ)
今回も、
わきのり様作『puiを溶かすつもりで私を召喚してみせなさい』
https://www.chichi-pui.com/posts/d05d738e-3afb-4e2f-a33d-4fac4434f407/を引用生成させていただきました。
今回は、自分好みにカスタマイズしてみました。score up系とsourceを付与し、
masterpieceなどを重ねがけしていました。短髪にして、胸も小さくし、背景に闇を持たすために、赤い月にしたりと、とにかくダークな魔法少女を意識して書いてました。
結果として、結構いい感じのものができてよかったです。今後も伊波ロロを作り続けていて、ストックが貯まってるので、1日一回は、伊波ロロのストーリーを綴れるようになりたいです。それくらいに、わきのりさんのプロンプトを思考錯誤するのが楽しいです。