ログインする ユーザー登録する
玄猫ヤマトは優しさや温かいものを心の奥底で殺し、冷徹な殺戮猫へ変化した。

「…」

何も言わない、何の感情も湧かない。
あるのは、羨望に対する銃撃のみで、
名前すらも忘れた。

「誰ですか…」

こうして、大切な名前すらも
ゴミ箱に捨てた玄猫ヤマトは
迷いなく対象に銃を撃つことで
黒猫組ひいては数多の組織に
指名がかかることとなったが、
使えるのは黒猫組だけと決めていた。

「やつはなかなかにやるな…」

黒猫組の矢倉は彼を尊敬の念で見ていた。

だが、とうの本人は、
どうでもよく、ましてや、
命すらもどうでもよかった。

「矢倉さん、次は誰を」

「コイツだ」

写真を見て即座に行動に移す
他人の物語を考える優しさは
もうなかった。

呪文

入力なし

猫乃つづりさんの他の作品

猫乃つづりさんの他の作品

すべてを見る

おすすめ

ImageFXのイラスト

すべてを見る

Amazon

トレンド

すべてを見る

ユーザー主催投稿企画

すべてを見る

新着イラスト

すべてを見る

ちちぷいグッズ

ショップを見る