猫しかいない国のアリス

2024/02/24

使用したAI Stable Diffusion XL

「お姉さん！どこから来たの？」

アリスが桜の花を愛でていたとき、近づいてきた猫が声をかけてきた。

「え？・・・しゃべる猫？・・・ここって！」

周りを見ると桜はあるが、いたはずの花見の人たちが周りにいなくなり、代わりに猫が数匹周りを囲んでいた。
別の猫が彼女の正面に器用に二足歩行で立った。

「アリスの子供のころとは別の国じゃ」
「あなたは私の子供のころを知ってるの？」

猫としゃべるのは初めてではなかった。子供のころのうさぎについて行った時と鏡の国の時の不思議な体験が私にはある。
ただ、もう成人して数年経っている今になって同じ体験をするとは思えなかった。

「あたし・・・居眠りでもしているのかしら」
「ちがう！ここは猫の世界じゃ。アリスのいた世界とは別の・・・ほら、自分の耳をさわってみよ」

触るとモフモフと自分の毛はない感触が頭の上にあった。無意識だったが、目の高さぐらいの両サイドにあるはずの耳ではなく、頭の上に自然と手がいっていた。

「さて、今回のミッションだが」
「え？ミッションって言った？」
「この写真の宝石を３つサクラ村の中から見つけ出すのじゃ」
「・・・じゃって・・・」
「見つけ出すのじゃ！」

なんか一方的に話を進めようとしている。

「いや、帰る」
「子供みたいに駄々こねるんじゃない！」
「そんな召喚された勇者みたいに一方的に言われましても・・・」
「諦めて従え、一生元の世界に帰れんぞ」
「脅迫するんかい」
「マタタビ１キロも特別報酬として用意しよう」
「いらない」
「何ぃー一生遊んで暮らせる量じゃぞ」
「金貨１億枚とかのほうがいいです」

そこでいったんやり取りがとまった。猫の長老？が少し考えた後に続けた。

「・・・金貨持ち帰っても換金できんぞ。税金取られるし」
「何そのリアル」
「とりあえず、詳しい話は城で」
「・・・とほほ」

気づけば服装まで子供のころの服装に代わっていて、もう何が何やらと思いつつ、おとなしく従うしかないアリスだった。

「これ、胸きついんだけど」
「育ちすぎじゃ」
「悪かったわね」

一行は城に向かった。

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すいません、こんなネタで(^^l

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