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1枚目
裏サイトやインスタで自分が指名手配をされ、母が調教されていることを知ったキャロン
2枚目
母の救出が急務であると判断したキャロンは、救出のための新兵器を開発する
3枚目
パワードスーツの試作品を装着したが、身体能力の不足で性能の振り回される

キャロンは廃教会の地下にある秘密基地に身を隠した。母は、自分に何かあったときは、自国の政府や国際機関に頼らず、暫く静観し、もしものときはアマゾネス本国に連絡するように指示を出していた。人間は利によって動くので、組織につけ要られないようにするためであった。キャロンも母のいうことを理解していた。
キャロンは幼いながら、ワンダーマムの頭脳だった。母はワンダーマムとして実動していたが、キャロンは情報収集、対外交渉、兵器制作という裏方を一手に引き受けていた。
慣れた手付きで端末を操作すると、組織のトップシークレットである今回の全容を容易に把握した。そして、母が囚われている場所は、母が全力を出さないと突破出来無いと判断した。しかし、母の救出には時間をかけられないと思った。
「アマゾネスの順応性を利用した高級娼婦育成計画…か…。」
普段の母なら、鋼鉄の身体と精神を持つので何の心配もない。しかし、弱体化光線を浴びているので身体能力は常人以下。精神は身体に依存するのはアマゾネスの特徴。つまり母は心身ともに堕ちやすい状態なのだ。
「何か、マムの状態が詳しく判る情報があれば…」
そのように探していくと、母の調教に参加している組織の一人が、内部ブログで克明に写真付で調教の様子を記録していた。表題は「アマゾネス調教日誌」。
本来なら見るのも悍ましいが、母の状態を知りたいキャロンは、一字一句、写真も画像分析をした。そこにいたのは、見たことのない母の姿と、かなり調教が進んだワンダーマムの心身であった。
併せて、自分の指名手配情報も確認したが、母の姿と重ね合わせて、若干の恐怖が過ったが、急いで母を救わねばという意志が勝った。
研究室に入ると、自分用のパワードスーツ制作に着手した。外部勢力は頼れない。もしワンダーマムが囚えられていることを知れば、組織と取引されかねない。本国の応援要請も厳しい。キャロンの指名手配が出ているということは、本国付近に網を張っていると考えるべきである。そこでキャロンは自力救出という結論に至り、自らの戦力アップをするべく、パワードスーツを制作した。
もともと母を尊敬していたキャロンは、母の能力を客観的に数値化していた。そのため、驚くほど早くパワードスーツは完成した。しかし、性能を追求し過ぎて、肝心の装着者であるキャロンの能力を考慮していなかつた。これでは何時暴走するか解らない。さりとて、性能は落とせない。キャロンは決断した。

呪文

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