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新年あけて4日の午前。
前回、竜族の執拗な攻めを、始終受け耐えた執事だったが、無事なはずはなかった。
劉斗の納骨を終えた後、失神し入院。全治2カ月の、命に及ぶ大けがだった。
執事(早く治さねばいかないな...)
治療に時間を割きたくない。全集中し、傷の超回復を促している最中...病室の戸が開いた。

そこには、神妙な面持ちの幻刃が佇んでいた。

執事「幻刃?何故??僕の入院は極秘にしていたはずだが...」
そう、新年のめでたい時頃に、自分が入院したとなると、皆落ち着けないだろうと思い
月美には内密にとお願いしていたのだが...
幻刃「夢を...見たの...劉斗があなたに感謝しながら昇天する夢を...それを月美ちゃんに聞いたら教えてくれたわ」
執事「そぅか...」

月美「悪いわね、そこまで知られたら答えないわけにはいかないでしょ?」
心配そうな面持ちで月美は寄り添っていた。
執事「色々重なったか...すまない、月美」
月美「いーえ、兎に角!忙しくなるんやきサクサク治す!良いわね...それじゃアタシ席を外すわよ?」
執事「埋め合わせは必ず...」
はよ治せ!とジェスチャーし、月美は病室から出ていく。
暫く静寂が包む集中治療室。

幻刃「...ごめんなさい...あなた様に...このようなことになってしまい」
執事「???なんのことだ...」
幻刃「わたしが...責任取ってと言ったのは...その...」
執事「構うな。僕が勝手にしたかっただけだ...その言葉が原因ではない」
幻刃「でも...私が...抑えれず話さなければよかったのに...」
執事「気にするな、それで幻刃が前を向ける。それに僕は覚悟のうえでした事だ」
幻刃「私はどう償えばいい?どのみち、頂いたものが多すぎるわ」
執事「償う必要はない...気にもしなくていい。幻刃らしく、生きてくれたらいいさ?」

幻刃「あなた様って人は...」
執事「気に病まず。どうか新年開けたばかりだ。おめでたいことをしておいで」
幻刃「...一つだけお願い事が」
執事「なんだい?」
幻刃「...わたしより先に死なないでくださいませ...あなた様まで失いたくありません...」
執事「わかった...後追いされては敵わんからな」
幻刃「もう💦...お願いしますよ?」
新年、新たに加わったヒロイン...
葵、月美、椿咲、ミントを脅かす存在に、なることでしょ(’ω’)ケケケ

呪文

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