一晩明けて

2024/08/14

使用したAI その他

あらすじ...
突如魔王城に現われた青デコの母親、桜豊湖綾華。
8年前死んだはずなのだが何故生前の状態で現れたのか？
お盆祭編１　突然の来訪者
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彩華がひょっこり現れて1晩が過ぎた翌日。
綾華(...眩しい)
肉体での久しぶりの目覚めに困惑するも、清々しい気分だった。
ルミィア「お目覚めかの？質素な寝室ですまないな」
ちょうど様子を見に来たルミィア。何事もなく一晩が過ぎてほっとしていた。
①
綾華「いいえ💦かくまって頂けて大変助かりました。ありがとうございます」
お辞儀をする彩華。娘や夫のことでもそうだが、見かけの割にとても律儀な女性だったことを思い出す。
②
ルミィア「かまうな。しかし驚いた。差支えなければ事情を聴いてもよかろうか？」
③
綾華「はい。私も正直こんなことになるとは思いもしませんでしたが...友人の勘違いから...」
ルミィア「ご友人が？」
綾華「霊山、あの世ともいわれる場所で私はとあるご婦人と会い、友人となりました」
ルミィア「...つまり、あの世と呼ばる世界があると？」
綾華はうなずく。魂が肉体から解き放たれた後、あの世と呼ばれる場所に向かう。
所説諸々、違った視点で語られているが、一様にあの世、霊山、天界、地獄界、ヴァルハラ、ニブルヘイム等と、死後の世界観は様々な認識、思想として捉えられていたが...
ルミィア(本当に実在するのか？いや、会得した存在が眼前に実在しておるのは確かじゃ！)
思慮巡るルミィアの様子にタジタジになる綾華。ハッと我に返るルミィア。
ルミィア「すまぬ...続けてくれ」
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天界にて。いつものように執事の母と談笑しているとき。
綾華「そういえばお盆かぁ、、、葵ちゃんも記憶戻ったし、ちょろっと行こうかな♪」
④
レフィア「あら？なにその風習♪」
綾華「えへへ♪お盆の時期になると魂が家に帰れる日があってね♪記憶が戻る迄は遠慮していたんだけど」
レフィア「まぁ♪なんて素敵な風習？今年は戻るの？」
綾華「したことなくて、どうすればいいのかな？？？」
レフィア「それじゃ任せて♪これでもわたし♪〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇だから♪」
綾華「？？？聞いたことない言葉ね？？それっていったい？？」
レフィア「そんな素敵な風習があるなら♪会っておいで！葵ちゃんに♪」
ーーーーーーーーBlack Outーーーーーーーーーー
綾華「そして気づいたら、魔王城の庭に居ました...」
あきれた事実だ...理屈も度し難い。一体どうやって魂が地上に蘇生を施せたのか...謎だらけだ。
しかし、眼前の綾華は生前の肉体そのままである...代用に使用した肉、骨、一体どのように準備を？
しかし、帯びるマナは別のものだ。おそらく、術を施した当人のマナだろう。
そして、期限も施されている...16日の18時までだろう。
⑤
ルミィア「隠さず申すが、恐らくその御仁はお盆の4日間だけこちらに滞在できるよう蘇生を施したと思われる。期限は明後日、8月16日の18時までじゃ」
死のルーツを乱す蘇生術...あってはならないものだ。限定的な現象として世の理(ことわり)を捻じ曲げる荒業。
ルミィア(何者じゃ、その御仁は)
恐ろしい。理をモノとしないその力。この世の想像を絶する事態に、恐れながらも少しワクワクしている。
ただ、この機会をどうするか、どう導くか...悩んだ末、ルミィアは告げる。
ルミィア「恐れ多いが、会うか？葵に」
綾華「え？？？？？でも......」
普通の神経ならこうなる。蘇生を施した御仁が狂っているようにすら感じる...が、悪意は一切感じない。
ルミィア「そのご友人、悪意は０じゃろう。本当に勘違いしているだけじゃろう。施された術に一遍の悪意はない。綾華と葵を会わせたい一心だったんじゃろう」
それで理をねじ伏せる、怖いってばよ！
⑥
綾華「...会っても大丈夫でしょうか...」
ルミィア「儂が責任を取る。だてに長生きはしておらん。それに...」
正直、こんな事態ではあるが、あってはならない事だが...
ルミィア「会いたいじゃろぅ？？？育った葵に」
綾華「！！！！！はい」
うっすら涙を浮かべうなずく綾華。
ルミィア「盆踊りの準備でかやつらは外出しておる。準備を進めよう」
あり得ぬ事態となったが、考えても仕方ない。良きほうへ指針を進める。
ルミィアは気合を入れて綾華の背中を押す。綾華は不安そうな表情でうなずく。