ウェスティリア国史LⅦ remake
ウェスティリア国王は新国防大臣にサラヤ•エッタを任命した。
この任命には魔皇軍との戦争で戦死した前国防大臣マーク•ジムストンが関わっている。
マークは魔皇軍との戦争初期に自分の死期を悟り、戦後の混乱と治安の悪化を予見し指揮系統のスムーズな移行が必要との結論に至る。その為の準備として宰相や提督に煙たがられても根回しを行い、次にサラヤ•エッタを支える優秀な人材のリストアップを行い書類として残した。引き抜き防止策として各所で根回しを行った。そして引継ぎが出来ない事を見越し国防大臣としての仕事内容や心得を記した虎の巻を残した。
サラヤ•エッタがその事に気付くのは任命式後に国防大臣室に入り整理整頓をしていた最中に自分宛ての手紙を見つけた後になる。
彼女は手紙を読み静かに涙を流した。
呪文
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