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とある陰陽師家の屋敷。その周辺の住民たちは、慌てた様子で避難していた。
その原因は悪しき神――に対して怒りを抱く、一人の少女であった。

「ああ、酷い、酷いわ。 私のこの純粋な想いを踏みにじるだなんて」

その少女は白尾家当代の娘、白純(しらすみ)。
神狐を心から慕う彼女は、この世界が転移してから初めて聞こえた声を真に信じ、忠実に従ってきた。
しかし今になって新たな事実が判明し、あの声は神狐の信託ではなく、悪の神が我々をたぶらかす為のものであったのではないか、ともっぱらの噂となっていた。
その噂を遂に耳にしてしまった彼女は、怒りを抑えきれなくなってしまったのである。

この身を、命を捧げてもいいとさえ思える程信仰する存在を騙られた。
それを、疑いもせず信じてしまった己自身にも腹が立つ。

「神狐様、御許しください……愚かな私のこの罪は、悪しき者どもを一匹残さず殲滅することで償わせていただきたいのです」

しおらしく、肩を震わせてそう懇願したかと思えば、再び恨み辛みを口にする。

「善だか悪だか知らないけれど、神は神狐様だけで十分ですのに、どうしてこんな余計なことをなさるのかしら。 何をしたところで、全ては神狐様のものなのに。 愚かで、醜くて、汚らわしいですわ」

彼女の言葉はそのまま呪詛となり、周囲に漏れだす。
近隣住民が逃げているのは、まさにその為であるのだが、彼女自身は全く気にしていなかった。

「白ちゃん、貴方も憎らしいでしょう? 私達を陥れた愚か者に鉄槌を下さなくてはなりませんわ。 神狐様の世に手を出したこと、未来永劫後悔させてあげなければならないのですわ」

傍らの白狐にそう語りかける彼女の目は、最早狂気で塗りつぶされていた。
そんな彼女に、白狐はただ小さく鳴いて寄り添うのであった。

***
白尾家、白純について→ https://www.chichi-pui.com/posts/6551b1bc-4ba7-4651-9f83-dbd30ac85bde/

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