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あらすじ
突然、死んだ筈の母親との再会で困惑する葵...
思考がぐちゃぐちゃになり落ち込む...
大好きな母親とどうすれば?葵に答えは出せるのか...
執事は葵の願いを聞き入れ側に佇む...

お盆祭編1 突然の来訪者
https://www.chichi-pui.com/posts/ffc4f5d6-6018-4d51-8ef6-533fafd29c61/
お盆祭編2 一晩明けて
https://www.chichi-pui.com/posts/cc985f2e-ffee-4477-b0ad-e6ca02868f86/
お盆祭編3 準備中のお盆祭り会場にて
https://www.chichi-pui.com/posts/e158a5a3-4494-44fc-8e64-2692b1fa317c/
お盆祭編4 8年越しの再会...
https://www.chichi-pui.com/posts/23b78a59-4569-4e4f-bf26-4e1eb4b39363/
お盆祭編5 困惑の葵...
https://www.chichi-pui.com/posts/76fbb8b6-73b5-4a18-a3bd-306cbff17951/

1時間ほど経った頃...
葵「...兄に、うぢ、どうしたらよかとやろ?」
葵が声をかけた。
執事「落ち着いたか?」
首を振る葵。
執事はある事が気がかりだった。
8年もの間、綾華の魂はずっとこの地に滞在していたのなら、既に正気を失っていてもおかしくない。
通常、人間の魂は持って2年までしか正気を保てず、悪霊化するはずだ。
※( ・ิω・ิ)すみません、根拠ないOsakeストーリーオリジナル設定です。その筋の知識ある方申し訳ありません。
よろしければ訂正などいただけましたらとても幸いですm(_ _)m

執事(綾華さんの状況からすると、高位のフレスベルクに悪霊化してしまい、死を食らう厄災となる。そして討伐してしまえば魂が消滅する故、二度と転生できなくなってしまう!)
討伐は問題ないが...それでは葵に申し訳が立たないし、正直それは阻止したいところだ。
執事((月美!綾華さんの説得は先生と一緒に頼む!何としても悪霊化阻止するぞ!))
月美((おけマルよ!こっちは任せろ!葵を頼むぞぉおお!!))
念話で意思疎通し、お互いに説得を試みようと思っていたが

葵「兄に、このままじゃお母さんが危険なんよね?」
執事「葵?どうしてそう思う?」
葵「兄にから感じる。お母さんを助けたい気持ちが伝わる」
執事「その通りだ。綾華さんはなにか理由がありここに来たのは間違いない。そしてそれは葵にしか解決できないことだと確信している」

葵「なら、うちはもう、うじうじせん!お母さんと会う。お母さんを救う!うちにしかできんのなら頑張る」
執事「僕たちもフォローするから。安心してくれ」
葵「ありがとう。。。それなら兄に」
執事「?」

葵「勇気でるごと、キスしてほしい...」
執事「わかった...」
暫く深いキスを交わす二人...執事の思いが直接伝わる気がして多幸感に包まれる。
葵「♡ありがとう、うち勇気100倍!お母さん助けるバイ!」
葵はスタンバイOKだ。


綾華「すみません、ここまでして頂けて...」
ルミィア「構わんよ、久しぶりの邂逅故にしかたあるまい」
月美「お体にご負担はないでしょうか?」
( ・ิω・ิ)?誰だこの丁寧語の魔王女は??
Σ)・ิω・ิ)∴;:'. かは!
綾華「そうですね、体は健康です。でも...葵は、私を赦していないようで...」
昨日の反応が拒否されたと...守り切れなかった事を赦していないと勘違いしている綾華。
ルミィアは焦る。負の感情が膨らむにつれ、良くない状況に感じた。

月美「そんなことはなかよ!」
魔王女様が喝を入れる。
綾華「!?え??」
月美「あん娘は、綾華さんのこと大好きなんです。記憶が戻った時、すごく幸せそうに貴女の事を話してた!」
事情はあまり得てないが、魔王女は葵が母親を大事にしていたことを伝えたかった。
月美「アタシからは、綾華さんの状況は想像できませんが、葵と綾華さんの親子の絆はいささか問題はありません。むしろ、会って話してご納得できたほうが良いです」
魔王女はただ、葵は母が大好きな事を伝えたかった。拒否だなんて、あの子は絶対しない。
兆条を超えた現象には必ず拒否反応が生ずる。落ち着けば親子は繋がれる。
葵を落ち着かせるのは執事に任せている。絶対大丈夫。
親子そろって、仲良く祭りに出られるよう、魔王女は辛苦を注ぐ。
ルミィア(こやつ...ずいぶんできるように!)

綾華「そう...でしょうか...」
嬉しい...もしそうなら嬉しい...ただ、愛する娘から拒否されていないのならそれだけでもうれしい。
状況の向上にルミィアは安堵する...

月美「まずは、お二人でお会いしてお気持ちを話してみて欲しいです。お互い大事にしあっている親子なんですから。絶対問題はありませんよ♪」
明るく綾華の背中を押す魔王女...天然のカリスマ性も相まって、綾華は自信を取り戻す。

綾華「お二人とも、ありがとうございます!今日、どうか葵と話します。私の気持ちを伝えたいです...」
タイムリミットまで明日の18時...
親子の邂逅を全力で応援する。

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