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シカイ、シカイ、歯科医ナンデス
アナタノ虫歯をナオスンデス
シカイナンデス~♪

「どうも、司会で歯科医のデンタル・クリニック・アケボノでーす!」

「私も歯科医のクリニカ・48・キラリんキラーン、皆の歯にムーンの輝きをキラーン」

「アタシは歯科医のサンスター・イズ・フレスケアだ、よろしくな」

ウォォォォー!
歯が抜け落ちていく観客達、
喜びのあまり、床中が歯で溢れかえる

「おぉ~見てくださいカメラマンさん、こんなに歯が落ちるのを見たことがありますでしょうか?いや、ない!」

カメラマンはひょひょひょと
笑いながら撮っている

プロデューサーは笑みを浮かべ

「日本は虫歯におかされてる、歯抜けが増え、貧困層が増えている」

だからこそ、

「テレビによって全国の虫歯に悩む人を勇気づけなければならんのだ!」

高らかに笑う、

「でも、実際のところ『磨いていいとも』に、た…ぐ」

ADは口の中に指を突っ込まれる

「それはいってはいけないことだよぉ」

ゴゴゴ

「はっはい、すみませんでした」

(流行っているものには乗っからなくちゃな…利用させてもらうよ君たち…)

プロデューサーの目はお金と名誉に眩んでいた。

「どの局も似たようなもんしかやってないなぁ」

ため息をつく視聴者A
彼の歯は健常であった。
しかし、群れは個を嫌うもの、
歯無したちはAを攻撃した。

「おい、お前さ、歯欠けてみるか?」

「えっ?」

取り押さえられる

「やめてくれ!やめろ!放せ」

ジタバタと動く、足は魚のように揺れ、

しかし、取り押さえられてるため、逃げられない

目の前のリーダーぽい男の手には
トンカチがにぎられていた

「やッやめてくれよ!」

「歯抜けの苦しみがお前にわかるかよぉ!」

バシと腕を捕まれる

「やめな、歯を傷つけるものは許さないから」

「クソアマ放せよ、」

しかし、見た目に反して力が強かった。

「あっあいつは!」

子分の1人が気づく

「電田医院だ!」

「なんだと、」

「じゃあ、わかってるわよね、私に手をだすとどうなるのかってをね」

チッ リーダー男は舌打ちをする

「面白くねぇ、おめぇら戻るぞ」

男とその取り巻きたちは帰っていく

「ありがとう」

Aは彼女にお礼を言う

「別に…歯は大切にしてほしいから」

Aは彼女のことがすきになった。

そして、今に至る、

「わぁ、アケボノとして出てるわ」

嬉しい、しかし、同時に寂しい

テレビを消して横になろうとする
しかし、

「わぁーい、異世界はここか」

見知らぬやつあらわる

前回『磨いていいとも』
https://www.chichi-pui.com/posts/7add6461-9309-43b8-90ca-6b206e65e506/

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