『大悪魔と恋の予感!?』ベルゼブブ・リンツェと、だらしない男の子とその後について
「か、勘違いしないで! わ、我は別に、お前なんかっ――」
照れた表情で、否定する大悪魔のベルゼブブ。
人間界に来てから一ヶ月が経過していた頃、今日も彼(だらしない男の子)とデート中だった。
「デート」という名目もあり、彼女は人間たちに溶け込めるよう、角やしっぽを魔法で隠す……が、今は感情が不安定になり、しっぽが無意識に出てしまっている。
数分前の事――
途中で彼女から少し話があると咄嗟に駆け込んだ場所が、まさかのラ●ホテル!?
知らずに入ってしまったが、もう後戻りはできない。
照れている事を必死に隠そうと戸惑う彼女は、虚勢を張っていた。
ベルゼブブ
「ゔぅ~……(わ、我とした事が、何故こんな事に――)」
男の子
「……あ、あの――大丈夫?」
ベルゼブブ
「っ! な、なんでもないから! だ、だだ、大丈夫よっ――」
男の子
「……そう、なら――良かった」
ベルゼブブ
「えっ!? ――…………(な、なによ、その……ほっとした顔は……そんなの、見せられたら、我は――)」
実はもう、彼女は彼の事を自分でもわかるくらい好意を抱いているのは、理解していた。
その感情に彼女自身もまた、初めての経験だった。
〝人を、好きになる〟……という事を――――
それでも彼女は、人間ではない、悪魔界の中でも上位種の大悪魔だ。
一部は英雄視されている節もあるが……何故、人間界にやって来たのか、彼はまだその理由を知らない。
しかし、それは突然、知ることとなる。
これから告げられる彼女の言葉によって――
ベルゼブブ
「あ、あの……そ、そんな事よりも、君に、は、話があるんだけど、聞いて、くれる……?」
* * *
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- Steps 40
- Scale 7
- Seed 560487970
- Sampler DPM++ 2M SDE Karras
- Strength 0
- Noise 1
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