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裏切りの王妃

使用したAI NovelAI
「まさかお前が隣国のスパイをこの国に手引きしていたとはなぁ。儂はショックじゃよ。」
全くショックを受けたとは思えない満面の笑顔で王が言う。
この王のやり方ではこの国に未来はない。
私は隣国の王に書状を送りこの国に侵攻する為の手引きをしていたのだが、何処かから私の名が漏れてしまったらしい。・・・私の命もここまでか。
「覚悟は出来ているのだろうな?」
「くっ!」
何も答えずに王を睨みつける。
「ふむ、このままお前を処刑してしまうのはつまらんな。一つゲームをしないか?お前が勝てば隣国でもどこでも好きな所へ逃げれば良い。どうじゃ?」
どうせ私が絶対に勝てないゲームなのだろう。
だがこのままでは確実に死しか無い。
わずかでもチャンスがあるなら最後までもがいてみるのも悪く無い。
「ルールは簡単。午後に街の大聖堂の鐘がなるまでにこの国から脱出してみよ。誰にも捕まらずにな!もし捕まった時はその者とその場でまぐわうのだ!群衆の見ている街中であろうともだ!そうすれば兵士たちは一度城の中まで戻らせる。その間にお前はまた城門目指して逃げれば良い。」
なんともふざけたルールだ。だが私にはやるしか道は残されていなかった。
「それでは早速始めようか」

大聖堂の鐘が町中に鳴り響く。
城門を目の前にして私は膝からその場に崩れ落ちる。周りを兵士が取り囲む。
ここにくるまでに何度も何度も兵士に捕まりみんなの見ている前で男達の相手をした。
その度に体力を奪われ、足に力が入らなくて這うようにしてここまで来たのに!
無情にも時間切れの鐘が鳴ってしまった。
兵士をかき分け王が私の前までやって来た。
「ご苦労様だったね。いやぁ〜良いものを見せてもらったよ。疲れて喉が渇いたろ?」
王が私にティーカップを差し出す。
「今の鐘がちょうどティータイムの合図だからな。少し休憩だ。」
先程まで何時間も走り回って男の相手をしていたのだ。確かに喉がカラカラだ。
受け取ったカップの中には何も入っていない。
意味がわからず王を見上げる私の顔の周りが、いつのまにか男達の下半身に取り囲まれていた。
「ほら、熱々のミルクをくれてやるから口を開いてしっかり受け取れ!こぼすんじゃ無いぞ!」

呪文

入力なし

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