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奥さまを別荘へ車で送り届ける。旦那さまが昨晩は帰ってこず、また他所の女に現を抜かしてしまわれたのだろう。奥さまは機嫌が悪くなると私を呼びつけ、車で郊外のこの別荘へ向かうと気が晴れるまでお籠りになられる。一介の運転手なので送迎することだけが仕事、奥さまの機嫌を損ねず直ぐに動けるよう車庫で待機している。奥さまが別荘に入られて何をなされているかは知らぬ存ぜぬ、貴婦人のプライベートに踏み込むことは運転手の仕事ではない。しかし今日は随分と寒い、薄着であったのでお身体を冷やされてはいないだろうか。別荘の暖房はちゃんと手入れがされているだろうか、古風な暖炉を用いているので不在時にメンテナンスが欠かせないのだが、怠ってはいないだろうか。思わず気になってしまい、車から降りて外周のボイラーや薪を確認に向かう。運転手が気にすることではないのだが、如何せん邸内には奥さま一人なのだ。何かあれば一大事、問題があれば管理会社へ連絡すれば良いだけのこと……そう考えながら熱の籠るボイラーを眺めていると、直上の窓からくぐもった声が聞こえてくる。奥さまの、呻くような、妙に苦しげで悩ましい声。何か有ったのでは?そう判断すると居ても立ってもいられず、慌てて玄関へ回り込み、奥さまの居るらしき部屋へと直行し、扉を開け放った。奥さまの美しいご尊顔、蒼い瞳とまじまじと目が合ってしまった。きょとん、と驚きの顔で見つめてくる奥さま。雇用主と使用人の間柄で、これまで一度も目を合わせるような無礼な真似をしなかったものが、改めて僭越を働いてしまい全身に汗が噴いてくる。というより、この部屋の室温は異常に熱く、かつ蒸れていた。そしてよくよく眺めれば、奥さまの格好は余りにも奇抜だった。紫を好む奥さまではあったが、こうも全身、どぎつい紫に包まれて首から下は胸元以外をぴっちりと包み込み、その胸元からはじっとりと汗が流れ、その雫が艶かしく照り輝いている。驚きの表情だった奥さまのお貌が、すぐに旦那さまを誘惑する際のお貌に変ずる。普段、一方的な指示と命令しかなく会話などしたことがなかった奥さまが、今のご自分の格好を省みたものかぽっ、と頬を赤らめ、いけないことを……とだけ呟いた。途端に己の中で劣情が弾け、既に隆起していた股間が恥を棄ててしまう。奥さまの運転手として、使用人としての関係は絶たれてしまったかもしれない。しかし、今この瞬間は、男と女でしかなくなった。部屋を覆う湿気に全身がじっとりと蒸れあがった奥さまの肢体に貪りつきながら、その香水ならぬ汗混じりの体臭にむせ返り、私はひたすら我を失って奥さまのすべてを絡め取り、そして迸るに至った。

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前回の冬コミで出した同人誌の表紙にもしたぴっちり熟女、もともとNovelAIで生成したものをStableDiffusionで改良したものだが、SDXLで三度目の改良を試みる。寒々しそうな背景も追加され汗もかき、紫の口紅までつけてこのマダムはここで何をやっとったんだろう、と首をかしげたものの、そこをこねくり回して小話を編む。忠実忠勤な使用人が雇用主に惑乱する、とかいうありふれた展開だが、彼女の魔性が惹き立ったようでベネ。などと自画自賛。

呪文

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