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「ルミナス様、フラットランドの一部区画を制圧完了です。引き続き作戦を……えぇ、ゴミ共は全員始末します。全ては我が主の望むままに」
アリシアと呼ばれる越夜隊『アンナローズ派』の少女は、弾切れになったマガジンを入れ替えると、地面に転がっている住人に銃を向けた。
「あ、アンナローズ派は穏健派だと…アンタはそうじゃないのか!?」
そう言われたアリシアは深くため息をついた。
「我々が話し合いをする相手は”その価値がある奴”だけです。あなた方にはその価値は無い、よって時間の無駄です」
「まっ……!!」
弾数の事など気にせず彼を乱射するアリシア。
地面に広がる赤い血に何の感情も示さず、もう一度ため息をついた。
『アリシア、少しやり過ぎだ。気を付けろ』
「うるさいですねぇ、あなたには関係ないです」
後ろに控えている人型兵器シンカライ『アンタレス』からの言葉に、アリシアは不機嫌そうにチッと舌打ちをする。
『あまり張り切り過ぎると、ルミナス様がご到着するまえにへばってしまうぞ?』
「…たしかに、それではいけませんね」
ルミナスの名前を聞いた途端、口元を緩ませるアリシア。
「しかしルミナス様がいらっしゃる前に、ゴミは入念に始末しておかないとです。アンタレス、あなたもしっかり仕事をしなさい」
『やれやれ…』
再び空になったマガジンを入れ替えると、次の目標を探しに二人は前進する。


越夜隊 -アンナローズ派-
危険度の高い武装集団で知られる越夜隊の中でも,穏健派の少数派閥.
教詞長ルミナス・アンナローズを筆頭とする派閥で,人やシンカロン問わず全員が女性で構成されている.
過激派の多い越夜隊に珍しく,話し合いをモットーとしているらしいが,だが忘れてはならない。
どんな顔をしていようとも,彼女達は人造教義を盲信する武装組織『越夜隊』であることを.

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