「テニスの金玉様(テニキン)」後編

2024/10/26

使用したAI Stable Diffusion XL

テニスの王子様コラボストーリー後編。
前編はこちらから↓
https://www.chichi-pui.com/posts/80d7fc90-fb61-4538-ae38-c5499836605b/

【テニスの金玉様(後編)】
ちちぷいの世界へ異世界転移してしまった越前リョーマ(？)。ちちぷい学園の生徒である悪魔の青年からキンタマテニスの勝負を持ち掛けられ、試合に臨むもまるで歯が立たなかった。

「たまたまだね…」
悔しさの余り、点を取られたのはマグレだと言い訳する越前。何か妙だ。口癖は「まだまだだね」だったハズ…、本来の越前ならこんな事は絶対言わない。そんな違和感を抱きつつも試合は遂に…。

『ファイブゲームス・トゥー・ワン！』

現在ゲーム数は１ー５。1セットマッチ制なのであと１ゲーム落とせば負けが決まる。
「なんだあ、大した事ねぇなぁオマエも！ポイントで勝つ前にオレ様の血金術でぶっ潰してやるぜェ！」
「血金術！邪王炎殺金玉雷光！！」
悪魔が打ったキンタマに黒紫色の炎が纏い、更に雷まで追随してくる！！こんなん無理じゃん！
「ぐぁあああああああああああああああ」
吹き飛ばされ宙に舞う越前…。
薄れゆく意識の中、突如ある言葉の羅列が脳内に流れはじめた。
【prompt:Echizen Ryoma,tennis god…】【Step:70】【Step:8】【Sampler:DPM++ 2M SDE Karras】【Seed:191950103】

俺は…まさか…そうだったのか…

『カッ！』越前の体が金色に輝きそして弾ける。さっきまで宙に投げ出されていた越前が、悪魔の背後にいた。
「なにっ！？」
振り向いた瞬間、悪魔のキンタマにラケットの側面部分が振り上げられていた！

「グニャァア嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ッ」

『サーティラブ！』審判が叫んだ。キンタマへの攻撃はポイント2倍だ。

身体からオーラを発している越前は言った。
「たまたまだね」
股間を抑え悶えながら悪魔青年は尋ねる。
「テ、テメェ…、何者だよ」
越前リョーマはニヤリと笑う。いや、彼は…

『越前リョータマ』

「そう、彼は異世界転移者ではなかったっチュ。越前リョーマをベースにして生まれたAIキャラクターだったっチュー！！そしてキンタマテニスを生み出した創始者でもあったピカ！」試合を観戦していたピカチュウもどきが突如解説を始めた。
「か、勝てるワケねぇ」震える悪魔。

「さぁ、オレ様の美技に酔って吐きな！」
顔が徐々にゴン様感溢れる渋い顔つきになる！
『タマの呼吸、現身保世生誕(ゲンシンホヨバース)！！』
リョータマは分裂しダブルスとなった。

『タマの呼吸、雷刃具印拍斗！！！！』

Fin.