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地球平面説

使用したAI TrinArt
地球平面説、という思想がある。

 地『球』なのに『平面』説とはこれ如何に。と首を傾げられそうな単語であるが、要するに地球は球形などではなく平面(あるいは円盤状)なのではないか。そんな説のことだ。
 なので地球とは呼ばずに平らな大地という意味でフラットアースと称し、この学説を支持する者はフラットアーサーなどと名乗ったりする。
 ちなみに、恥ずかしながら私は初見でフラットアーサーのアーサーという単語をアーサー王の事かと勝手に誤解し、平坦なアーサー王って何ぞ?とマジで悩んだ。スマソ。

 フラットアーサーにとっては宇宙も星も重力も存在していないし、それらを教え普及させているのは全世界的な巨大組織による邪悪な陰謀で世界を支配する洗脳手段の一環なのだと、大真面目に論じたりする。
 まあ、何を信じようが個人の自由であるし、どちらか一方だけが正しく、他方が誤っているという単純な二元論だけで物語るのも同じくらい偏狭な思考だろう。

 例えば、人間の視覚は純粋に光学的な観測機能しか有しておらず、重力が作用している物体の動作によって観測することは出来ても重力そのものを視認することは出来ない。
 空間、というものを認識するのも視覚や聴覚、あるいは触覚による空気の寒暖、風の流れなど、そういったものから類推しているだけに過ぎない。
 本来であれば、自転と公転運動によって高速移動している地球上に住まう人間にとって、純粋な意味での三次元的な空間は常に変化しているものである。人間それ自体は立ち止まっていても、その立っている大地そのものは常に移動し続けているわけなのだから。

 同様に、時間という概念で言えば、『過去から未来』に流れてゆくものというのは観測者の捉え方次第でいくらでも変わるものである。何しろ人間の感覚というものは須らく主観的かつ曖昧なものなので、時計という外部装置が無ければ自分と他者の一秒が同一のものであるかすら確証できない。
 時間の長短、あるいは濃度、密度、あるいはその感覚が観測者にとってどういうものであるかで、時間の流れというのは千変万化に変化する。

 二次元という平面に生きている者にとって、高さと言う概念は存在しない。フラットアーサーにとって、地の底の底を突き抜ければそこにあるのは地獄であり、空の上の天上には神がおわしますもの。
 光学的な三次元空間を生きている人間にとっては、過去は個々の記憶と言う極めて不完全かつ主観的な記録装置でしか追想できず、未来は時計の針という客観的時間経過によってしか認識できず、その流れに干渉する手段は何一つとして存在しない。

 だが、四次元的に生きている存在の視点に立ってみれば現在は過去の延長線上にあり、そして未来はこれから派生していく可能性の一つでしかないし、すなわち時間は過去と未来の交差点である。これを人間的に評するなら、神の視点とでも呼ぶべきだろうか。
 そういった高次元的な視点に基づけば、地球平面説という二次元的、二元論的思考を愚かな時代遅れの陰謀論や都市伝説と軽蔑する人間もまた、実に偏狭で矮小な存在でしかないのかもしれない。

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