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幼子を守る奇獣

使用したAI その他
「森で巨大な獣の姿を見かけた」
その報告を受けて出動した保安部隊が発見したのは、森の中の崩れかけた廃墟の中で寄りそう、幼い少女と歪な姿の巨獣であった。

少女は無垢な表情でこちらの姿を見ると、その獣に縋るように身を寄せた。
獣は大きな獅子のようであったが、口元からは二枚に裂けた大きな舌が覗き、体は奇妙に歪んでおり、その大部分を隠すように人間の衣服のように見える布が複数枚覆っていた。

この建物は嘗て、とある一人の人物が所有する研究施設だったという記録がある。
ある時、研究中の事故により施設の大部分が破壊され、所有者も同時に行方不明となり、そのまま残されていた。
しかし、外部との交流は無く、資料も損壊してしまったため、そこで何が研究されていたのか、知る者は誰もいなかった。

保安部隊が銃口を獣に向けると、少女は怯えながらも慌てた表情で立ち上がり、その小さな腕を広げて立ちふさがるようにこちらへ向かい合った。そして、震える声で「ひどいことしないで」と言った。
しばし平衡状態が続いた後、獣が動かないことから危険性は低いと判断し、保安隊は少女を呼び寄せて保護した。
すると、獣は踵を返し、こちらを振り返ることなく森の中へ姿を消した。

その後、少女に関しては町で行方不明届が出されており、身元が判明して無事に親元へ返された。
獣について少女に話をうかがったが、「帰り道が分からなくて泣いていたら助けてくれた」という以上のことは分からず、正体については不明のままであった。
後日、数日に渡って再度廃墟を調査したものの、獣が再び姿を現すことは無かった。


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企画の趣旨とはやや外れてしまったかもしれませんが、偶然面白いイラストが出力されたので、折角だと思い投稿しました。すみません……。
プロンプトは歌詞の引用につき不記載です。

呪文

入力なし

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